月曜日の夜、羽田空港に向かう飛行機は強い乱気流のため激しく揺れていました。しばらくして乱気流はおさまりましたが、着陸態勢に入った機窓から外を見るとぼた雪が真横に流れていました。
幸い利用した交通機関は遅延も無く動いていましたが、地下鉄出口から自宅に向かう歩道は既に5~10センチ程度の雪が積もっていました。そのため、キャリーバッグの車輪には雪が付着し、とてもひける状態ではありませんでした。
重いバッグを持ち上げて歩きながら「これは積もるな、明日の朝の雪かきは大変だな」と自分が店長として雪かきをしていた頃を思い出しながら帰宅しました。
翌朝、地下鉄の最寄駅まで行く途中、商店や会社などから多くの人が出て雪かきをしていました。しかし、その雪かきの状態はさまざまでした。
まず、目についたのが老舗の和菓子屋の前です。
雪は全くなく歩道がすっかり見えている状態で“安心して”歩くことができます。近所のメガネ屋のご主人に聞いたところ、おかみさんが昨夜から雪かきをしていたそうです。さらに、おかみさんは隣のコンビニ従業員と一緒に交差点全体も雪かき中でした。
次に、地下鉄入り口の前です。
店頭と店前を人がなんとか通れる程度に雪かきがされています。しかし、比較的通行者の多い道なので対向者とすれ違う時は安心して歩くことができません。
そして、驚いたのが専門学校の前です。
自分の学校の敷地内はきれいに雪かきをしていますが、歩道は全くしていません。そのため、専門学校の前を通る人たちはここだけ慎重に滑らないようにゆっくりと歩いていました。ここを通った人たちは、専門学校の雪かきの姿勢に対してどのようなことを思うのでしょうか。
翌日の新聞には、雪の影響で24日午後5時までに病院に搬送された負傷者は、少なくとも東京都で209人、神奈川県117人、埼玉県197人、千葉県175人と書かれていました。
この歩道は学校の生徒も通ります。それでなくても、この専門学校の生徒は日頃からかかとの高い靴を履いて不安定な歩き方をしています。また、雪の日でも平気でその靴を履いてきます。学校の敷地内でケガをしなければそれで良いということでしょうか。
「雪かきひとつで、お客様や地域社会、さらには従業員や生徒に対する店や会社の経営姿勢がよく分かる」
ということを改めて感じた都心部の大雪でした。