2022-03-12

『フランチャイズ本部構築ガイドブック』の新版が発売されました!

私が所属している東京都中小企業診断士協会のフランチャイズ研究会(※)から『フランチャイズ本部構築ガイドブック(新版)』が発売になりました。

Fc_20220311180001本書は、フランチャイズ本部立ち上げ、フランチャイズ展開する際に必ず解決しておかなければならない課題を体系的かつ分かりやすくまとめてあります。また、理解を促進するために、可能な限り図表・チャートを用い、ビジュアルな内容になっています。なお、本書は多くの方にご購読いただいた旧版を9年ぶりに全面改訂したものです。

私は執筆者の一人として「第3章:本部構築・展開編」の下記部分を担当しました。

3.加盟契約後の支援体制
(1)加盟社に対する教育の内容・方法(開店前・開店後)
(2)スーパーバイジングの実践ポイント
(3)マーケティング支援
(4)新商品・新サービスの開発と導入
(5)本部機能のブラッシュアップ

これからフランチャイズ本部の立ち上げを計画している方や、現在の本部機能をブラッシュアップしたいと考えている方にお薦めの一冊です。

ぜひ、本書を活用して加盟店と利用者から信頼・支持されるフランチャイズ本部を構築してください。

フランチャイズ研究会
東京都中小企業診断士協会に所属する中小企業診断士による研究会、国内のほぼすべてのフランチャイズ 関連展示会へのブース出展や年1 回の本部訪問を行い、フランチャイズ本部構築などのコンサルティング業務も行っています。

2021-12-28

安心して働ける職場環境を作るには「人間関係」が一番大切!

昨日、総務省が発表した『地方公務員のメンタルヘルス不調による休務者及び対策の状況』~令和2年度メンタルヘルス対策に係るアンケート調査の概要~」を見る機会がありました。

Photo_20211228152901 その内容を詳しく見ると、精神疾患などで1週間以上休んだ職員(休務者)の休職理由の1位は「職場の人間関係(上司・同僚・部下)」で60.7%。2位が「業務内容の難しさ」で42.8%、3位が「本人の性格」で30.9%となっており、「職場の人間関係」がダントツの1位で大きなストレス要因になっていることが分かります。

新型コロナウイルス感染症に関わる業務の増加で、県や市区町村で働く職員の仕事量は増えると同時に複雑化し、精神的負担も大きくなっていることは想定していましたが、1位が「職場の人間関係」であることは意外でした。

なぜなら、私は業務量の増加や複雑化、「職場外の者との人間関係(住民、民間企業、国・他の地方公共団体等)」が主なストレス要因になっているだろうと考えていたからです。

ただ、新型コロナウイルス感染症の影響で職員同士のコミュニケーション機会が不足していることが「職場の人間関係」の悪化につながっていることも考えられます。

来年は従業員が安心して働ける職場環境を作るために、いかに「職場の人間関係」を改善していくかが管理職者には問われる年になりそうです。

2021-11-21

オンライン研修のメリットに注目する企業が増加中!

Photo_20211121182301 昨年からのコロナ感染拡大の影響を受け、いままで研修の依頼を受けていた企業のほとんどが会場集合型の研修を中止しています。しかし、最近になって「オンラインで研修を再開したい」という相談が増えています。

「オンラインでは会場参加型のような成果が得られないのではないか」と考え、開催を見送っていた企業が多かったのですが、テスト的に開催したところ参加者からの評価が想定以上に良かったり、研修担当者の運営上の懸念が解消されたりしたことがオンライン研修の増加に関係しているようです。

そこで参加者や研修担当者に聞いたオンライン研修のメリットをいくつか紹介します。

1.研修に参加しやすくなった【参加者の声】
全国または広域に店舗展開をしている企業では本社会議室等で研修をすることが多いため、遠隔地の管理職者は会場までの移動時間や前泊などの負担が大きく、参加をためらうことが多かった。しかし、オンラインだとその負担が解消されて参加しやすい。また、午後からの半日研修であれば、営業で移動中の車内からでも参加できる。

2.いままで参加できなかった人が参加できるようになった【研修担当者の声】
「家族のことを考えると前泊して参加することは難しかったが、オンラインだと参加が可能になる」と主婦の管理職者に喜ばれた。

3.さまざまな参加者と意見交換ができる【参加者の声】
2~4人の意見交換(ブレイクアウトルーム)の機会が頻繁にあり、そのたびに異なる参加者と情報交換できるのでとても勉強になる。 

4.日程が調整しやすい【研修担当者の声】
オンラインだと会場を予約する必要がない。また、外部講師を依頼する場合、前泊や移動時間の必要がないため講師とのスケジュールを調整しやすくなった。

5.研修の開催費用が少なくて済む【研修担当者の声】
参加者の交通費・宿泊費・出張費、さらには会場費などが必要ないため、研修の開催費用総額を減らすことが可能になり、開催回数を増やすことができるようになった。

他にも、「社員がオンライン研修に参加することで、社内の勉強会やミーティングでも会議システムの活用が進み生産性が高まった」という声もありました。

もちろん、会場集合型の研修と比較するとオンライン研修には不足する部分が多々あります。しかし、これからは上記のようなメリットに目を向け、会場型とオンライン型を上手に組み合わせて活用していくことが必要な時代なのだと思います。

2021-08-26

「スタッフのやる気を引き出す法則」が電子書籍になりました!

Photo_202108261700012009年から書籍として発売されていた『スタッフのやる気を引き出す法則』が電子書籍なりました。

本書は㈱商業界から出版されていましたが、2020年4月に㈱商業界が会社を清算したため出版できない状態にありました。しかし、㈱商業界の元編集者のご尽力により㈱ディスカバー・トゥエンティワンから電子書籍(ディスカヴァー℮book選書)として発売されました。

「ディスカヴァーebook選書」については㈱ディスカバー・トゥエンティワンのホームページで次のように紹介されています。

「良質なコンテンツを電子化し、読者のみなさまがいつでもどこでも好きな本を読める」ようにすることを目指しています。過去に出版されたもののうち、電子化されていない作品を電子化して読者にお届けいたします。読者のみなさまにぴったりの1冊に出会える環境を整えられますよう、少しずつラインナップを拡充してまいります。

「良質なコンテンツ」として選んでいただいたことに感謝すると同時に、本書の内容が「年数が経ってもスタッフ育成の上で価値あるものだ」と認めていただいたことを大変うれしく感じています。

今回の電子書籍化を機会に、より一層読者や研修受講者のニーズの変化に適応した伝え方の工夫をしていきたいと思います。

 

なお、Amazonの他、下記のサイトでも購入が可能です。

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Kindle・コミックシーモア・dブック・ひかりTVブック・DMM.com・紀伊國屋kinoppy・ COCORO BOOKS・honto・ BOOK☆WALKER ・ブックライブ ・ブックパス ・Reader Store ・U-NEXT ・楽天Kobo ・ebookjapan・ 漫画全巻ドットコム ・パピレス ・セブンネットショッピング・ ヨドバシ.com

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2021-05-29

「2021年夏ギフト」は家族揃っての食事需要が狙い目!

2021 先週、近所のセブンイレブンに買い物に行くと、店内のパンレット立てに夏ギフトのカタログがありました。

「夏ギフト」=「御中元」というイメージの私としては、スタート時期がずいぶん早いなと思ってしまいます。しかし、最近では御中元という「贈答品(おくりもの)」ニーズよりも、自分自身が楽しむ「おとりよせ」ニーズの割合が高くなっているため、予約開始時期が早まっているようです。

また、今年は新型コロナウイルスの影響で外食をする機会が減っているため、自宅で楽しむこと(おとりよせ)をアピールした方が予約は取りやすくなるかも知れません。

東京ガスが3年に1回実施している『生活定点観測レポート 2020度版』を見ると、「毎日家族揃って夕食を食べる人」の割合は1990年の24.4%から年々増加して2017年には34.5%になりました。さらに、2020年には42.6%と増加幅が大きくなっています。

これは、外出自粛にともなう外食機会の減少や、在宅勤務が広がり時間的な余裕が生まれたことで家族揃って自宅で食事をする機会が増えていることが要因だと考えられます。

ワクチン接種が思うように進まず変異ウイルスの感染が拡大している現状では、今年の夏も自由に外食や旅行を楽しむことは難しいでしょう。

せっかく家族が揃って食事をする機会が増えたのですから、この機会を「夏ギフト」の購入に結びつけてはいかがでしょうか。

日本列島にはその土地ならではの食材が豊富にあり、食文化にも多様性があります。それらを「家族で楽しみながら、その土地に想いをはせることをアピールする」というスタンスにすれば、お客様にも夏ギフトをお薦めしやすくなるのではないでしょうか。

2021-03-20

コンビニ本部の出展が消えた! 「フランチャイズ・ショー2021」

Fc_20210320124101 昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったフランチャイズ・ショーですが、今年は万全の感染対策をした上で開催となりました。

ただ、コロナ禍の影響で出展社数が少なかったことと、感染対策で例年3日間の開催期間を4日間にして1日当たりの入場者数を制限したため、例年と比較して閑散とした雰囲気のフランチャイズ・ショー2021」になりました。

その中でも、私が特に注目したのはコンビニ本部の出展が全くなかったことです!

例年だと、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社を含め、ミニストップやデイリーヤマザキなど合計4社ぐらいは出展がありました。フランチャイズ・ショーは今回で38回目になりますがコンビニ本部の出展がなかったのは初めてだと思います。

一昨年の24時間営業問題から始まったコンビニ本部と既存加盟店の関係見直しは各本部にとって最優先事項であり、尚かつコロナ禍という新たな問題も発生したため新規出店どころではないのが各社の現状なのでしょう。

特に、緊急事態宣言が発出されていた地域の加盟店では、客単価は上がったものの客数が大幅に減少して売上減となり苦しい経営状態が続いています。

このような時こそ、本部は加盟店への支援を手厚くしてコロナ過を乗り越え、フランチャイズビジネスの根幹である「本部と加盟店の信頼関係」を再構築する機会してもらいたいと思います。

 

2021-02-19

今年もフランチャイズショーで加盟希望者向けセミナーを担当します!

Img_20210219_0001昨年は中止になってしまった「フランチャイズ・ショー」ですが、今年は3月9日(火)~3月12日(金)の日程で東京ビッグサイトにて開催される予定です。

今年もまた、私は加盟希望者向け無料セミナーで「人手不足時代のパート・アルバイトの採用と人材育成のポイント」を担当いたします。

コロナ過の開催ですが会場は新型コロナウイルス対策を徹底しています。今年もより多くの方に参加していただけることを願っています。

なお、セミナーの受講には事前登録が必要です。

下記をクリックするとセミナーの内容確認・申し込みページに移行できますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【申し込みサイトへ】

2021-01-23

緊急事態宣言下のコンビニ本部と加盟店の信頼関係作り

先週平日の夜、出先から自宅へ帰る途中に最寄り駅周辺で何か食べて帰ろうと思い、行きつけの中華料理屋に寄ったのですが、すでに閉店していました。

どうしようかと周辺を見渡すと牛丼屋があったので入ったところ、「テイクアウトだけですが、いいですか?」と言われました。

時計を見ると20時15分。

「そうか、緊急事態宣言が出て飲食店の多くは20時までの営業なんだ!」と気づき、自宅に向かう途中のコンビニで弁当を買って帰りました。

Photo_20210123144801ただ、そのコンビニの弁当や惣菜は欠品だらけで、商品の選択余地のないひどい売場でした。おそらく私のような買い物客が増えることを想定しておらず、前週同様の発注量だったのでしょう。

こんな時こそ、本部の加盟店に対する指導力が問われるのですが、「最近はディリー品の発注増量について本部の店舗担当者からの要求が少なくなった」という声を加盟店オーナーからよく聞くようになっています。

昨年、「仕入れ強制」や「値引き販売の制限」について公正取引委員会に指摘されてから、コンビニ本部は加盟店に対して発注増量を強く要請することを店舗担当者に控えさせているようです。

しかし、今回のように再び緊急事態宣言が発出された場合は別だと思います。

本部は外部環境の変化と立地ごとの消費者ニーズを把握し、加盟店に対して適切な品揃えと発注量をアドバイスする必要があります。

そのプロセスの中で、本部と加盟店が「コンビニエンスストアの社会的役割」について共通認識を持つことが、加盟店の本部に対する信頼回復につながるのはないでしょうか。

2020-12-18

コロナ禍で従業員のモチベーションを左右する経営理念の共有化!

最近、顧問先の経営者から、
「コロナ禍で売上低迷も問題だけど、退職者が出たり、社員のモチベーションが下がったりしていることが大きな問題になっている。どうしたものだろう?」
という相談を受けることが増えています。

この問題の解決策のヒントになる調査結果が、11月2日(月)の日経MJ「働く人のモチベ―ション調査 コロナで意欲低下、震災以上」という見出しで掲載されていました。

記事元であるJTBコミュニケーションデザインが実施した『ウィズコロナ時代のモチベーション調査』を見ると、東日本大震災後の調査と比較して「がんばろうと思う度合」や「会社の対応への評価」などが詳しく比較分析されており、大変興味深い内容が多々ありました。

Photo_20201217163701 その中でも、私が特に関心を持ったのが「現在の会社で働いていることを誇りに思う×がんばろうと思う」と「自ら会社のビジョンや理念を実現したいと思う×がんばろうと思う」の相関関係のアンケート結果です。《写真を参照》

そこで、相談があった飲食店経営者には、従業員一人ひとりに対して
「コロナ禍でも食事に来てくれているお客様は『何を求めて』私たちの店に来てくれているのだろう?」
と問いかけてみてください、と話しています。

そして、従業員から出てきた内容を受けとめたり認めたりしてから、自社の経営理念やビジョンと結びつけ、「何のためにこの仕事をしているのか」「どのように社会に役に立っているのか」を従業員と共有化してください、とアドバイスしています。

新聞記事などには、「社員のモチベーションを高めるには、まずは経営陣が会社のビジョンや理念を発信することが大切だ」と書かれています。

確かにその通りですが、より成果を上げるためにも、まずは「問いかける」ことから始めていただきたいと思います。

2020-11-01

「ザイアンスの法則」を活かした「1on1ミーティング」をしよう!

最近、部下との良好なコミュニケーション環境を整え、部下の組織への貢献意欲を高めることを目的に、管理職者にはさまざまなビジネス心理学の活用が求められています。


そのひとつに「単純接触効果」という心理学的法則があります。

これは「何度も繰り返し接触することで警戒心が薄れ、好感度や評価が高まる」という法則で、1968年にアメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが発表し、「ザイアンスの法則」や「ザイオンス効果」とも呼ばれています。

Img_20201101_0001 この法則は主に営業の世界で活用されてきました。しかし、最近では管理職者が部下との個別ミーティングを小まめに行う『1on1ミーティング』のように、上司と部下との良好な関係作りや部下のモチベーション維持にも活用されています。

しかし、回数を増やすだけでは上司や取り組みテーマに対して「好意」が生まれないので注意が必要です。

いくら話す機会が多くても、上司が部下の不安や迷いを受けとめなかったり、部下の言動を認めなかったりすれば、部下は好意を持つどころか嫌悪感が増してミーティングは苦痛な時間になりかねません。

接触回数を増やすことは、あくまでも「警戒心がなくなる」だけであり、部下から信頼されたり好意を抱かれたりするには、ミーティングの進め方や内容に対する工夫が必要です。

その工夫のひとつが『1on1ミーティング』なのです。【写真参照:チェーンビジネスにおける活用研修の事例】

『1on1ミーティング』は直接の対面が基本ですが、ネット会議システムを活用した画面越しの対面でも十分な成果を得ることは可能です。

まずは、1ヶ月に1回程度から始め、必要に応じて対面手段を変えたり、回数を徐々に増やしたりしていくことをおすすめします。

«ミニストップの「新たなフランチャイズ契約」が大手3社の脅威に!