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2009-07-02

ポジティブ コミュニケーション セミナー第3回

少女時代、私にはキライな人がいなかった。


純真といおうか。
子ども心にウマが合わないなあ、と思う子もいたけれど、
それでも積極的に誰かをキライとは思わなかったのである。


あのころの私は、性善説の中に生きていた。


ところが、大人になって、ある時期人を信じられなくなった。
めまぐるしい日々に追いかけられながら、
時間的にも精神的にも余裕をなくした私は、性悪説に傾きかけていた。
人間不信にしろ人間嫌いにしろみずから好んでそうなったわけではないが、
それが現実だとあきらめている私がいた。


合わない人がいてあたりまえ。
キライな人がいてあたりまえ。
そんなもん。


そのうち、自分にとって合わない人やキライな人と接することは苦痛でしかなくて、
コミュニケーションはやっかいだと思うようになった。


あるとき、友だちがいった。
コミュニケーションってむずかしいよね。
でも、とっても楽しいよね、と。


楽しい?
合う人や好きな人となら楽しいに決まってるけど、
そうでないなら手放しに「楽しい」とはいいきれない。
「とっても楽しい」ってどうしてそういえるんだろう?


「とっても楽しいよね」
そのことばは長いこと心の奥で引っかかっていた。


あれからずいぶんたつけれど、いまなら私はこういえる。
コミュニケーションってむずかしいよね。
でも、とってもおもしろいよね、と。


今日はポジティブ コミュニケーション セミナーの第3回。
テーマは「みんな違ってあたりまえ!―行動傾向の4つのタイプ」。


人はどうしても自分と違うことを異端視して排斥しようとする。
なるべくおなじような人と集って安心しあう。
もちろん、そのほうが居心地がいいわけだけど、
違うことをただ単に「違う」と認識してみるだけで世界が広がることを実感すると、
違っているのも悪くないかも、と思えてくる。


自分が正しくて相手が間違ってるわけじゃないし、その逆でもない。
ただ「違う」だけ。
自分と「違う」人が違う価値観で一生懸命生きているのを感じれば、
人っていいな、と思えたりする。
みんな一生懸命生きてて、いとおしいな、と。


違うもの同士がおたがいに主張したり譲ったり調整しながらつきあうのはむずかしい。
でも、違うもの同士だからこその思いもよらない化学反応もまたおもしろい。
今日のセミナーでも随所で化学反応が起きていた。


人っておもしろい。
そして、コミュニケーションっておもしろい。




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