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2009-12-05

もしやと思ったら

レッスンの後、ストレッチクラス担当の先生に話しかけた。
HPでプロフィールを拝見したら、出身の学校が仙台なのである。
もしや同郷の方? と前々から気になっていたのだ。


「はい、4歳から仙台なので、仙台の人間といっていいかと」
若い先生はそういって、もしかして仙台の方ですか、と訊いた。
ああ、やっぱり、と思いながらそうです、と答えると、
「仙台のどちらですか」と訊かれた。
現在の実家の所在地を答える。


「わあ、都会ですね」
仙台の中心部を通る美しいけやき並木の定禅寺通りからはすぐである。
「私は○○です」


え?
○○?


「○○なんですか?」と私。
「○○です」と先生。
「じゃ、小学校は?」
「○○小学校です」


うわ。
「私も○○小学校です…!」
「ええ~っ!?」


こんなことってあるんだなあ。
東北の人、とか宮城の人とか、仙台の人とかいうだけでうれしくなっちゃうのに、
まさかまさか小学校の後輩とは。


レッスンを終えて帰り支度のバレエの先生も話を聞いて驚く。
「日本、ってそれなりに広いですよね…? すごいですねえ」


「仙台の方なんですか? 私の両親が仙台です」
と今度は受付の方まで加わった。
すごい。仙台つながり。


○○は小学校6年に移り住んだ、仙台市のはじっこである。
(あちこち合併して仙台が広くなってからは、はじっこじゃなくなったが)
山のそばなので冬は市街地より雪が深かったが、静かで星がきれいだった。
私は○○の家の窓から、いつも降るような星を眺めていたものだ。


「鹿が出ましたよ」と先生がおちゃめにいうなら、
「うちの庭に雉が来てました」と私。
ねえ、と顔を見合わせて笑いあった。


同郷だったり出身校が同じだったりすると、
おたがいの距離はぐっと縮まってテンションも一気に上がる。
でも、相手によっては瞬間的に盛り上がるだけですぐしぼんでしまうこともある。
そこはやっぱり人としての相性の問題だから。


ストレッチの先生とはなんだか気が合った。
ああでもない、こうでもないと話が仙台のこと以外にどんどん広がって、
ついつい長話。


すごーく楽しかった。

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