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2006-08-12

弁当・惣菜の「揚げ物」ばなれ

名古屋で研修を終えた帰り、新幹線の中でお弁当でも食べていこうと思い、駅ホームでお弁当を選んでいました。しかし、どのお弁当も「エビフライ」「みそかつ」「名古屋コーチン」などがふんだんに使われており、暑さと疲れでさっぱり系のお弁当が欲しかった私には重過ぎるものばかりでした。
そりゃそうですよね、この3点が名古屋名物ですものね。
唯一、「これはいいかな」と思った煮物中心の弁当は売り切れ、しかたなく笹寿司を買って新幹線に乗り込みました。

いつの頃からでしょうか。2~3年前? いやもう少し前からかも。肉系から魚系に、揚げ物から煮物系にと食の嗜好が変化してきました。その傾向が顕著に表れるのが居酒屋などに行った時です。
つい野菜・魚系、それも煮物・焼き物系を注文しがちで、一緒に行った若い仲間が注文するものと比較し、年代による嗜好の違いを再認識してしまいます。

先日、日本経済新聞(2006年8月8日付)に【スーパー・コンビニ 揚げ物がらぬ人気】という記事が掲載されていました。
「スーパーやコンビニエンスストアの惣菜売場に変化が起きている。主役だった揚げ物が、カロリーの取りすぎを気にする女性やコレステロールに気を配る中高年の増加で、売れ行きが鈍り始めたためだ。小売各社は揚げ物を除いた弁当を売り出したり、てんぷらなどに使う揚げ油を脂肪が付きにくい健康効果をうたったものに切り替えるなど、対応を迫られている」

やはり、そうでしょう!?
私の嗜好は特別なものではなく、健康志向が強まっている時代の流れと人口の高齢化ということを考えれば、当然のことですよね。
しかし、まだまだスーパー・コンビニの弁当や惣菜売場は時代のウォンツ(顕在化されていないニーズ)に応えられていないのが現状です。
実際に店に行ってみると、前出の駅弁同様「商品はたくさんあるけどほしいものはない」という売場が大部分です。

お客様から「A店のような『魚の煮つけ』がほしい」(これはニーズ)と言われてから品揃えしていては遅いのです。
さまざまな情報からお客様のウォンツに対する仮説を立て、他店に先駆け取り組むことが差別化につながり、より自社の価値を高めることができるのです。

とはいうものの、特に魚の煮物系などはコスト・技術(味付け)・提供価格面などで難しい問題も多々あるようです。しかし、そのような問題を解決することが自社(自店)の価値を高め、差別化につながる訳ですから、スーパー・コンビニ各社にはより力を入れて取り組んでもらいたいと思います。
そして、私のような客がもっと行きたくなる、買いたくなる売場を作ってください。

ちなみに、私の一押し駅弁は東海道新幹線の主要駅(東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪)と車内で販売されている「幕の内弁当 日本の味博覧」1000円です。
もともとこの弁当は愛知万博の開催に合わせて、その会期中の限定販売商品でした。しかし、好評のため現在も販売されています。
季節の素材や御飯をしっかり食べることができて629カロリーととてもヘルシーなうえ、目と舌と両方で楽しむことができるお弁当です。
東海道新幹線に乗った時は一度お試しください。

【商品説明:株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズHPより】
6月26日より、『日本の味博覧』が夏バージョンに衣替えをします。元なだ万調理長田中博敏氏監修のもと、今回は夏を感じさせる食材や良質な素材にこだわりました。
甘辛くて香ばしい「焼き穴子」をはじめ、彩り豊かな季節野菜の焚き合わせとして、揚げ煮で味がよく染みている「茄子」、煮汁を含んだみずみずしい「冬瓜」、自然な甘みがおいしい「パプリカ」、シャキシャキと歯ごたえのよい「絹さや」をご用意しました。
新しいこだわりの食材として、じっくり煮込んで味の染みた「紅鮭昆布巻き」、それぞれに違った甘さのある「おたふく豆」と「白花豆」、香りが良く、ピリッと辛い「からし菜」やパリパリと歯ごたえのよい「新生姜漬け」を入れました。

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