電子マネーの発行枚数が1億枚突破!
■Suica(スイカ)・・・6,740円
■Edy(エディ)・・・3,420円
■nanaco(ナナコ)・・・2,580円
現在、私の携帯電話に入っている電子マネーの残高です。
エディは以前、全日空のマイレージカードと一緒になっていました。また、スイカもカード式を持っていましたが、1年半ほど前、いまの携帯電話(FOMA-SH903ⅰ)に変えてからモバイル(携帯電話利用)にまとめました。
昨日、都内のある出版社へ執筆打ち合わせのために出かけました。
・まず、自宅となりのサンクスでガムとのどアメを購入・・・支払いは「エディ」
・最寄りのJR駅から東京駅へ・・・運賃は「スイカ」で支払い
・打ち合わせは午後なので書店で参考図書を物色して購入・・・支払いは「スイカ」
・昼食はひとりで新丸ビルのレストラン街へ
以前から行ってみたいと思っていた「蒸し料理」専門店に入り、ランチメニュープラス野菜の蒸し物を注文。とてもヘルシーで満足。現金で支払おうと思いましたが、レジに「この店でSuica使えます」というシールが貼ってあったので・・・支払いは「スイカ」
・のち、地下鉄に乗って出版社へ・・・パスモは持っていないため、支払いは「スイカ」
・打ち合わせ後はまた地下鉄へ・・・支払いは「スイカ」
・自宅の最寄り駅で下車、自宅に向かう途中のセブンイレブンでお菓子とビールを購入
・・・支払いは「ナナコ」
なんと、自宅を出てから戻るまで、1回も財布を出すことなく支払いは7回とも全て電子マネー。最近はこのような日が週に何日かあります。
2008年9月24日(水)の日経MJ:「eリテール特集」によると、
前払い式と後払い式を合わせた主要9規格の電子マネーの延べ会員数は6月末に約1億22万人になり、1億人の大台に乗った。前年同月末比52%増だった。
2001年11月にビットワレットが日本で初めて本格的な電子マネー「Edy」の発行を始めてからおよそ6年8ヵ月で利用者数は延べ1億人に達し、電子マネーは急速に生活の中に浸透してきた。野村総合研究所は「近い将来に2億人を突破する可能性がある」との見方を示している。
とあります。
最近では、電子マネーの利用できる場所が増え、ますます便利になってきていますが、この利便性を享受しているのは利用者だけではありません。
店舗側には決済から入金までのタイムラグが発生するので資金繰りに若干のデメリットが生じるものの、オペレーション上には大きなメリットがあります。
その代表的なものは以下の3つです。
①レジの会計時間が短縮できる
電子マネーだと、「お客様からお金を預かる」「つり銭を渡す」という接客プロセスが介在しないため、会計時間を短縮することができます。その結果、朝の通勤時や昼食時などお待たせする時間が少なくなり、お客様の満足度もアップします。
②レジ点検時間が短縮できる
スーパー、コンビニ、飲食店では、シフト交替時などに1日数回レジ点検をしますが、この時にレジ内に現金がたくさんあると集計時間が余分にかかります。その点、電子マネーの利用が増えると、数える金銭量が少なくなるためレジ点検時間が短く済み、その分ほかの業務ができるので生産性の向上につながります。
③防犯対策になる
特に深夜時間帯のコンビニでは、防犯上できるだけレジに現金を置かないようにしています。しかし、あまり少なすぎると釣銭が不足し、営業に支障をきたすこともあります。しかし、電子マネーの利用が増えると、余分な釣銭を用意しなくても済むので防犯対策にもつながります。
今後、ますます電子マネーの利用できる場所が増えることはありがたいのですが、モバイルに利用先を集中していると紛失した時の被害額が大きくなりそうです。
この点は、入金をこまめに行いリスクを軽減する自己防衛策が必要なようです。