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2009-06-21

「大学は美味しい!!」フェアが大盛況

「産学連携」と聞くと、理系大学の技術・研究力を活かして企業(メーカー)が新製品の開発に取り組み、その新製品の多くは工業品というイメージがありますが、それは昔のことのようです。Photo_5

高島屋新宿店(東京:新宿区)では、6月11日(木)~16日(火)の期間、
第2回『大学は美味しい!!』フェアが開催されていました。
「北海道物産展」「九州物産展」など、地方をテーマにした催事は日常的に開催されていてよく行くのですが、『大学』をテーマにした物産展は初めての体験でした。





近畿大学:水産研究所の「近大マグロ」
宇都宮大学:農学部付属農場の「モッツアレラチーズ」
九州大学:農学部付属農場の「はかた地どりソーセージ」
北里大学:獣医学部の「草熟北里牛コンビーフ」
山梨大学:ワイン科学研究センターの「山梨甲州『海洋酵母仕込み』」ワイン
などなど・・・

27大学が出展しており、私が行ったの時は最終日の午前中にも関わらず多くの商品が売り切れていました。また、近畿大学のマグロを使った丼物を食べられるイートインコーナーは長蛇の列で、食べるのをあきらめたくらい盛況でした。

また、6つの大学ではワイン・日本酒・焼酎を出品しており、すべて試飲させてくるので、それらのブースも大変賑わっていました。
その中でも特に私が関心を持ったのは、奈良女子大学:理学部(奈良の食プロジェクト)の 「奈良の八重桜」(300ml、735円、今西清兵衛商店)です。

Photo_6この清酒は奈良の八重桜から分離した酵母を使用して作られた大変珍しいもので、この酵母を取り出すまでにはさまざまな苦労があったそうです。
その酵母を取り出したという学生の話を聞いていたら思わず飲んでみたくなり、買い求めてしまいました。

「奈良の八重桜」は、ほのかな桜の香りを感じさせる甘みの中に、旨みも味わうことのできる爽やかな清酒で、その日の晩酌にとても美味しくいただきました。
何と言っても古の都「奈良」の八重桜がある風景に思いを馳せながら飲めることが、このお酒をより美味しく感じさせているのでしょう。

商品を買い求めた人が価格以上の価値を感じるためには、その商品が持つ優れた機能性はもちろん大切ですが、それ以上にその商品の開発プロセスや原材料などにまつわる苦労話などが重要です。

この苦労話や逸話などが、『ストーリー性』という価値を商品に与えるからです。

その意味で、各地の大学と企業が共同で商品開発に取り組むことは、新しいマーケットの開拓と潜在ニーズの掘り起こしにつながるのではないかと期待しています。

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