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2010-05-23

POP作成に役立つ「擬音語」の活用

Photo私が通っているスポーツジムの男性用トイレの前には、ゴルフをする人向けのスポーツ飲料&サプリメントのポスターが貼ってあります。そのポスターには、次のような4つのシーンがイメージできる写真が付けられており、商品の利用を薦めています(写真)。

【集中&回復】集中したい時や疲れがちな時に(BCAA顆粒タイプ)
【エネルギー&水分補給】ラウンド中に飲むドリンクを探している時に(CCDドリンク)
【回復&パワー】誰よりも遠くに飛ばしたい時や後半が崩れがちな時に(クエン酸&BCAA)
【回復】翌日もがんばりたい時に(エキストラ・アミノ・アシッド)

トイレを利用するたびに、「このようにアピールをされると、ひとつでもスコアを伸ばしたいゴルフ好きは使ってみたくなるのだろうな」と、購買意欲を喚起するポスターに明確な理由もなく感心していました。

しかし、つい先日、日経MJ(2010.5.14)に掲載されていた『感情表す擬音語、販促に活用』を読んで、「なるほど、そうだったのか!」と思わず納得してしまいました。

Photo_2 博報堂生活総合研究所は2010年2月、全国の20~59歳の男女計6000人に感情オノマトペに関するインターネット調査を実施した。(中略、オノマトペ=擬音語)
個別の感情オノマトペに注目すると、「じーん」では61.6%の女性が感じたのに対し、男性は40.4%どまりと最も男女差が大きかった。感じた理由を自由回答で聞いたところ、女性は「オリンピック選手の母親のコメントで」「親がやさしい言葉をかけてくれた」といった「バーバル(言葉)系」に“じーん”とする一方、男性では「オリンピックで選手ががんばっている姿を見て」「娘の学芸会を見て」といった「ビジュアル(行動・姿)系」に心を打たれているようだ。(中略)
「こういった感情オノマトペの各語についての情報を知っていると店頭販促物(POP)などを作る時などに役に立つ」と夏山氏は解説する。たとえば、じーん。女性に商品を手に取らせるには、キャッチコピーなど言葉の力が大切となる一方、男性の場合は、具体的な場面を思い起こさせるような仕掛けが重要となる。男女差を意識した使い分けが求められる。

そうか、だから私はスポーツジムのポスターに心を動かされたんですね。
いまの時代、お客様は「物」そのものよりも、そこから得ることのできる「精神的満足」や「心の豊かさ」を求めています。『感情オノマトペ』のような視点は、POPやポスター、リーフレットなど店頭販促物を作成する上で、今後ますます重要なポイントとなりそうです。

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