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2010-07-04

消費者は商品の「付加価値」にお金を払う

Photo 昨日、オリジン弁当の前を通った時、フロントガラスに貼ってあるポスターが目に止まりました(写真)。『管理栄養士が考えた20品目のバランス弁当』というネーミングに惹かれたのは、朝刊でセブンイレブンが管理栄養士:監修の栄養バランスを考えた日替わり弁当を500円で販売するという記事を目にしていたからです。

セブン-イレブン・ジャパンは7月4日から、500円均一の「日替わり弁当」を店頭で販売する。管理栄養士の監修で栄養バランスを重視し、塩分も抑制。女性客や中高年層のニーズが高いとみている。関東地区の約5400店で始め、順次全国に広げる。
日替わり弁当はこれまで子会社が主に宅配向けに販売、店頭での販売は一部に限られていた。ご飯の量は高齢者の利用を想定し150㌘に抑えていたが、店頭用は240㌘にし、宅配ではどちらか選べるようにする。価格はご飯の量に関係なく従来の540円から引き下げる。
7月のメニューのカロリー量は店頭用が平均680㌔㌍。1食あたりの食塩相当量は従来商品の平均より0.4㌘少ない3.1㌘にし、健康に配慮する。[日本経済新聞、2010.6.30]

早速、昼食にと『管理栄養士が考えた20品目のバランス弁当』を買ってきました。
実物を見ると「なんかポスターで見るより、量が少ないなあ~」と思ったのですが、おかずの「あじの竜田揚げ」「野菜いろいろ団子」「枝豆高野巻き」「小なすのおかか揚げ」「切干大根と小松菜の煮びたし」「ひじき煮」「かぼちゃ煮」「茶福豆」をひとつひとつ味わいながら食べてみると、咀嚼する時間が長かったせいか、思ったよりも満腹感がありました。

Photo_2 『管理栄養士が考えた』というキャッチコピーがあることで「素材をしっかり味わおう」とか、「自分の健康のことを考えてしっかりかんで食べよう」という意識が生まれるのですから、不思議なものです。

ここ1年ぐらい、どこのコンビニでもスーパーでも価格の安い弁当を作ることばかりに囚われ、その結果として客単価の下落を招いてきていました。しかし、ここにきて流れが変わってきたようです。

若い男性は「とにかく、安くて腹いっぱいになればいい」という考えの人が多いのでしょうが、健康志向の強い女性や中高年・高齢者は違います。安さも大切ですが、それ以上に栄養バランスや塩分抑制、さらに素材の季節感・安心感などを求めています。

「ニーズに対応した商品を開発提供してくれる企業にしか高い金額を払わない」という傾向は今後ますます強くなってきます。

商品を単なるモノとして捉えるだけではなく、商品を通してどのような付加価値(上記の例であれば“管理栄養士の考えた”)を提供してくれるのかが、いま問われているのだと思います。

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