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2011-03-06

「消費者心理」と商品の情報提供法の関係は?

Photo 昨日、第83回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞を受賞した「英国王のスピーチ」を観てきました。吃音に悩む国王と、型破りな言語聴覚士が吃音克服の過程で築く信頼関係が心にしみた作品でした。

時々、前評判ほどの内容ではなく、映画館まで出向いたことを後悔させられる作品があります。しかし、「英国王のスピーチ」はアカデミー賞4部門を受賞しているだけに、安心して観ることができました。

最近、買い物でも「失敗をしたくない」と考える人は増えています。

そのため、事前にインターネットで店や商品の情報を検索したり、食べた人や使った人のブログをチェックしたりする人が多くなっています。しかし、全ての人が事前に情報をチェックするわけではありません。また、インターネット上の情報に対して疑問を持っている人もいます。

Photo_2 そこで、店頭で迷った時に役立つのが「売れ筋ベスト○○」などの情報です。
家電量販店などの多くは空気清浄機、炊飯器、クーラーなどの商品カテゴリーごとに売れ筋順位を提示しています。この情報があると、多くの人が買っているという現象から「失敗リスクを回避できる可能性が高い」と考えることができます。また、自分がその商品に必要としている機能や予算と照らし合わせながら、候補の商品を絞り込むことが容易になります。

しかし、スーパーやコンビニではこのような情報提供を行っているところは少ないのが現状です。先日もあるスーパーに「発熱機能付き下着」を買いに行ったのですが、あまりにも種類が多すぎて選ぶことが面倒になり、買うのをやめるという経験をしました(後日、分かりやすいユニクロで『ヒートテック』を購入)。

商品単価が低くなればなるほど、購入決定のための価格や素材・機能などの比較検討は売場で行われます。そのため、お薦め商品など単品別にPOPを付け、商品情報を提供している売場はよく見かけます。

しかし、お客様は単品で見る前にカテゴリー全体で商品を比較検討する傾向があるので、「売れ筋ベスト○○」のような情報提供法も必要になるのではないでしょうか。

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