人気ドラマ「JIN-仁-」とセブンイレブンフェアの関係
毎週日曜日の夜、TBSテレビで放映されている『JIN-仁-』を楽しみに見ています。見始めたきっかけは内野聖陽さんが演じる「坂本龍馬」がとても魅力的だったからです。
内容は現代から幕末にタイムスリップした脳外科医:南方仁が、他人の運命や歴史を変えることに葛藤しながらも、江戸の人々を一人でも多く救おうと奮闘する歴史SFヒューマンドラマです。タイムスリップした理由にも関心はありますが、南方仁と坂本龍馬の関係性により興味が惹かれます。
このドラマがいま大人気で、テレビ番組のドラマ部門視聴率では1位となっています。
■日経MJランキング:テレビ番組 ◇ドラマ部門
1位:日曜劇場・JIN-仁-(TBS)5月15日(日) 20.8%
2位:連続テレビ小説・おひさま(NHK総合) 5月11日(水) 18.7%
3位:江・姫たちの戦国(NHK総合) 5月15日(日) 18.1%
(5月9日~15日、ビデオリサーチ調べ。関東地区)
その人気ドラマとタイアップしたキャンペーンを、セブンイレブンが『セブンイレブンフェア』として5月27日(金)から行っています。内容は、買い物を700円する度に1枚のくじが引け、さまざまな売り場の商品が当たるというものです。また、外れてもそのくじは応募券として使用でき、応募枚数に応じて「JIN-仁-:特製商品」が抽選で当たります。
さらに、ドラマ内に登場した脚気予防のために仁先生が考案した『安道名津』や、綾瀬はるかさん演じるところの橘咲が作る『揚げ出し豆腐』なども販売しています。
このように、セブンイレブンがテレビ番組やアイドルに販促活動を頼るようになったのは、いつ頃からだったでしょうか。
もともと、この手法は他のコンビニチェーンが得意としていたもので、セブンイレブンはあくまでも「商品」「サービス」「システム」の革新性で他社との差別化を図るという自負があり、同じような手法は採用しませんでした。
しかし、コンビニ業界の王者も革新性を生み出す力はいまや持ち合わせておらず、他社と同様の手法を取り入れざる得なくなったということでしょうか。
もし、そうだとすると、セブンイレブン出身の私としては一抹の寂しさを感じると同時に、セブンイレブンの将来性に不安を覚えます。