マルエツプチの実験店、何が変わった?!
そこで、それだけ人気のあるフレーズならばと思い、『マルエツプチ神田司町店』(東京・千代田)を再び訪れてみました。
訪れたのは月曜日の午後3時、神田司町店は事業所立地にありますが昼ピークを過ぎているため客も少なくのんびりした雰囲気の店内でした。前回訪れた時は実験店として開店したばかりであったため、今回はどのような点が改善されているのか楽しみにして店内に入りました。
まず、目についたのが品揃えと取り扱い商品の変化です。
精肉コーナーでも1人用を意識した分量の豚肉、鶏肉が品揃えの中心となっていました。また、ビーフハンバーグ(130円)・チーズハンバーグ(140円)など、すぐ焼けるように成型したハンバーグの1個入りパックも品揃えされていました。
次に惣菜コーナーを見ると、以前はなかったレンジで温めるだけのポトフやミネストローネなどのスープ類(4種類:398円)や1人用の鍋もの(5種類)など、コンビニなみの品揃えがされていました。
また、葉物サラダや調理サラダなどの品揃えも充実しており、煮物は筑前煮・里芋のイカ煮など5種類(198円~)あり、コンビニよりもはるかに充実した品揃えです。
前回見た時はあくまでもミニスーパーという作りでしたが、今回見た感じでは「おひとり様」「高齢者」「利便性」ということを考慮したコンビニ的な商品作りと品揃えが進んでいるなという印象を受けました。
しかし、前回課題として書いた「接客」については改善されていませんでした。
私が店内に入った時は社員1人とパート2名がいましたが、相変わらず店に入った時も通路ですれ違った時も挨拶がありませんでした。
また、前回は開店2日目であったため課題になりませんでしたが、今回は「クリーンリネス」が出来ていない点が課題だと感じました。店の入り口ガラスは手垢だらけで「よくもここまで汚くしておけるな」と思うくらい汚れていました。また、商品が陳列されている冷蔵ケースの吸い込み口や棚板の汚れも目立っていました。さらに、店の外にある「たばこ」「ATM」「弁当・寿司」の“のぼり”はだらしなく垂れ下がり、一部は地面を這っている状態です。
マルエツプチは現在、東京都で49店、神奈川県で2店、千葉県で1店と50店舗を超えています(マルエツのホームページより)。コンビニ跡地でも営業が可能となればますます店舗数が増え、品揃え的にはコンビニの大きな脅威になることは間違いありません。しかし、接客やクリーンリネスなどの運営レベルではまだまだ不十分な点が多いようです。
しかし、これらの問題は『マルエツプチ神田司町店』だけの課題かも知れません。これを機会に出かけた先で出来るだけ多くのマルエツプチを見て、またブログで取り上げたいと思います。