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2012-04-22

チケット販売手数料が大きな利益貢献につながる

4月9日(月)の朝、私はセブンイレブン店内のマルチコピー機前で時計を見ていました。午前10時になると同時にチケット購入のため端末操作をしましたが、画面に出てきた文字は「回線が混雑しているためつながりません」。その後、何度も何度も操作を繰り返しましたが15分以上経ってもつながりません。私の様子を見ていた店長が「残念ですが、本部から売り切れたという案内が来ました」と申し訳なさそうに教えてくれました。

私が購入しようとしていたチケットは大相撲5月場所の『東京スカイツリー開業記念』チケットです。
このチケットは5月22日のスカイツリー開業を記念して販売されるチケットで、価格はスカイツリーの高さ634メートルにちなんで634円平日開催日のみ)。割り当て席は2階イス席Bですが、通常価格は4900円なので破格です!

4月9日(月)10:00~5月5日(土)23:59までセブン-イレブン店頭のみで販売。総販売数2000枚、1人様2枚まで。ということだったので、初日の10時に行ったのですが残念でした。それはそうですね、多くの人は1人2枚購入するでしょう。それに、セブンイレブンは全国に約14000店(2月末)あるのですから、希望者が殺到すれば回線はつながらないし、つながったとしても買えなかったでしょう。

Photo_2 セブンイレブンは今期、チケット販売に力を入れており、スポーツや美術関係の運営団体や事業体とのイベント企画を増やしています。今回の企画もその一環で、宣伝効果も大きかったと思います。3月27日(火)の日本経済新聞では、『チケット取り扱い高4割増、セブンイレブン今期計画』という見出しで、次のような記事が掲載されていました。

セブンイレブンは09年度にぴあに出資するなどチケット事業を強化してきた。取扱高は10年度は443億円、11年度は651億円と伸びた。今年度は枚数ベースでは11年度比5割増の約3000万枚を見込む。1店平均で年間2000枚を超える計算だ。店に売上高計上されるのはチケット額面の3~4%程度とみられる手数料だが、チケットのために来店した客の5~6割が他の商品も一緒に購入しており、売り上げ増につながるとみている。
業界では国内チケット市場規模は1兆1000億円前後と推計している。ローソンの取扱高は09年度で817億円(直近の数字は非公開)。インターネットで購入してもコンビニで発券するケースが多く、コンビニの役割が高まっている。

確かにここ数年、セブンイレブンのマルチコピー機を活用したチケット販売やインターネットの買い物決済、ATMの利用などは急激に増えており、その手数料収入も大きな金額になっています。中には、その手数料収入による月間の利益貢献度が商品売上高100万円以上に匹敵する店もあります。

これからのコンビニは商品だけではなくサービス業務に対するニーズを喚起すると同時に、サービス業務の取扱いに対する信頼性をいかに獲得できるかで、チェーン間・店舗間の利益格差が生まれてきそうです。

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