『池袋西武本店』の食品売り場が変ってきた?
『なだ万』のお惣菜というと敷居が高いように思われますが、そんなことはありません。先日も夕方に寄ったところ、1個700円~800円するお惣菜類が2パックで1000円になっており、2人で夕食の主菜として食べるには十分な量でした。
以前であれば閉店間際にならないと値引きされることはありませんでしたが、いまでは一日に数回値引き販売されることがあります。他の売場でもタイムセールなどを積極的に行なっていて、その時間を見計らって買いにきているお客も多いようです。
また、最近では食品売り場に活気が出てきた気がします。
今回も『なだ万』のショーケースを見ていたところ、店員さんに「おみやげにもお薦めですよ。箱も用意しています」と声をかけられ、食べるスープが年配のお客に人気があるという話を聞いたことが購入のきっかけとなりました。
ブログ(「西武池袋店が狙うのは『130万人』の通行客?」)で、セブン&アイ・ホールディングスの取締役で西武百貨店:食品売り場の改革リーダーになった大高善興氏のインタビューを取り上げたことがあります。その時に、これからはわざわざ百貨店に来店されるお客様だけではなく130万人の通行客や地域に住んでいるお客様も取り込んでいくと、大高氏が戦略を立てていることを紹介しました。
あれから約2年、大高氏の戦略がようやく売場に現れてきたのではないでしょうか。
特に最近では家族や友人と家で食事を楽しむ「内食」傾向が強くなっています。そのような時にスーパーやコンビニの惣菜ではもの足りません。
しかし、百貨店のお惣菜であれば少し金額をプラスするだけで楽しめる商品がたくさんあり、食卓も華やぎ満足感が増すことになると思います。