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2012-06-17

これからの職場には「チーム」「集団」志向が必要?

いま、ある食品スーパーチェーンで「いかにコーチング活用して数値を変えるか!」という研修を行なっています。

この食品スーパーではすでに役員や本部の管理職者、店長、副店長、売場チーフまで全社的に
コーチング研修を受けています。そのため、組織内のコミュニケーション環境は大変良くなっていたのですが、今年からは次のステップとして「店の数値変化」にも結びつけようと、コーチング単品管理を活用した取り組みをしています。

その取り組み過程で想定外の成果が生まれ始めています。
それは、店の部門間やチーフとパートナー(パート、アルバイト)間のコミュニケーションが良くなり、チームで仕事をする機会が増え、チームワークがさらに良くなってきているのです。

2011年9月27日に放映されたNHKの『クローズアップ現代』でコーチングが取り上げられた時、ゲスト出演していたコーチングに詳しい多摩大学大学院の田坂広志教授は放送の最後に、
これからは知識社会だ。社員1人ひとりが日々の仕事の中で色々な知恵を出したり、工夫をしたり、創造力を羽ばたかせたりしながら、業務に取り組んでいくという会社(社員)のあり方に変る必要がある。顧客満足と言っても価格・サービスだけではない、もっと他にあるはずだ。違った部署から、視点からの問いかけが効果的だ」(要約)と言っていました。

「まさにこの通りになってきたな」と最近強く感じています。
いままでは部門ごと、役職ごと、担当者ごとに仕事をするスタイルでしたが、チームで取り組むことでより大きな成果を出せるようになったと同時に従業員のやりがいにもつながっています。

このような傾向は既存社員だけではなく、新入社員にも良い影響をもたらしています。

Photo 日本能率協会が行なった新入社員向けセミナー参加者を対象としたアンケート結果(2012年度)を見ると、

職場について「個人の裁量に任せられる職場」(14.7%)よりも、「チームワークを重視する職場」(84.5%)を志向する新入社員が大多数を占めています。また「自由だが、個人の責任と成果が求められる職場」(43.5%)よりも「自由度は低いが、規律があり、組織的に動く職場」(55.8)を好む傾向が見られ、新入社員の
求める働き方は「チーム」「集団」志向となっています。

食品スーパーはその業務の性質上、チームで仕事をする機会を作りやすい職場です。
ぜひ多くの食品スーパーがコーチングや単品管理の活用法を学び、新入社員も含めてチームで仕事をすることの楽しさとその成果を体験していただきたいと思います。

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