今年の「土用の丑の日」のうなぎ蒲焼は売れましたか?
この『うなぎの蒲焼』は、高騰しているうなぎをより多くのお客様に食べてもらうことを目的に、「土用の丑の日」に合わせてセブン&アイグループが開発したプライベートブランド商品です。一般的なスーパーで販売されている70g程度の真空パックうなぎ(中国産:580円程度)と比較すると、95gで698円(中国産)という価格はかなりお徳感があります。
この商品が発売された時、販売計画の約35万パックはすぐに売切れてしまうのではないかというセブンイレブン加盟店の声もありました。というのも、セブンイレブンが約14,000店、イトーヨーカドーが173店、ヨークベニマルが177店、ヨークマートが70店という規模での販売を考えると、セブンイレブンでは1店舗あたり20個程度しか仕入れることができない計算になるからです。
しかし、先日の「土用の丑の日」にはあまり売れなかったようです。
4月29日の当ブログ『うなぎ高騰!食品スーパーの対応策は?』では、真空パックのうなぎが売れていることを書きましたが、今回の「土用の丑の日」にはあてはまらなかったかも知れません。
総務省の調べでは、うなぎの蒲焼き購入量は2000年が年5.1回(全国平均)だったのが、昨年は1.9回に減っているそうです。このまま、うなぎの稚魚の不漁が続き卸・小売価格が高止まりすると、お客様のうなぎ離れ傾向はますます強くなり、夏の「ハレの日」イベントがひとつ無くなりかねないと、心配するのは私だけでしょうか。