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2012-09-23

女性が言う「かわいい」を、脳構造の違いから学ぶ!

Photo 今日の日本経済新聞の朝刊に『日経マガジンスタイル』の広告特集号が付録として入っていました。この冊子で紹介されているスーツやカジュアルウェアなどはとてもおしゃれで価格も高いため手を出しにくいのですが、洋服の組み合わせを考えたり小物を選んだりする時の参考になるので毎号楽しみにしています。

今回の特集は『男のお洒落にはどうして論理(ロジック)が必要か?』というタイトルで、冒頭に私がいつもコミュニケーション研修で話している男女の脳構造の違いが、図解と共に次のような記述で掲載されていました。


Photo_2 人間の大脳は左右ふたつの半球、右脳と左脳に別れている。右脳が「感性」を、左脳が「論理的思考」を司ることも一般常識の範疇(はんちゅう)だ。しかしながら、それらをつなぐ神経繊維の束である「脳梁(のうりょう)」の形状が、男性と女性とで異なることは、あまり知られていない事実だろう。
具体的には、この「脳梁」の後部に位置する「膨大部」に違いがある。男性の膨大部は棒状であり、女性のそれは丸く膨らんでいるのだ。これは女性の方が左右の脳を連携させるパイプが太いということ。何かを思考したり、会話をする際、女性は左右の脳をきちんと連携させて使っているという説の論拠となる。一方、男性は左右の脳を区別して使い分けており、思考し、会話をする時にはひたすら左脳のみで処理をする。そのため会話をひとつずつ積み重ねながら、理解していくと推察できるのだ。

確かに、女性の多くは気に入った商品を見たときに「かわいい、これいいと思わない?」というような表現をします。そこで、男性が「どこがかわいいの?」と聞くと、「だって、かわいいものはかわいいじゃない」と、理解しがたい意見が返ってくることが多々あります。

このような表現こそ、商品を全体像のイメージ(右脳)で捉える女性の特性であり、商品を価格や量、さらには細かいスペック(左脳)で捉える男性の特性との違いだと思います。そのように考えると、『男のお洒落には、どうして論理が必要か?』ということも、すんなりと理解できたりするところがまた男脳なのでしょう。

すると、女性を主な顧客とするスーパーやドラッグストアなどは、より女性の右脳に訴えかけるような陳列やディスプレイ、さらにはコトPOPが必要だということになります。しかし、男性の店長や売場担当者にはなかなかその発想は難しいでしょう。

しかし、あきらめることはありません。
店には多くの女性従業員が働いています。その女性従業員の
潜在能力(ポテンシャル)と協力を引き出すことができれば、どのような店でも女性客の「ニーズ」と「心」をしっかり掴んだ売場作りはできるはずです。

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