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2013-01-27

今年も「フランチャイズ・ショー」でセミナー講師をします

今年も3月6日(水)、7日(木)、8日(金)と、東京ビッグサイトで「フランチャイズ・ショー」が開催されます。

Photo 第29回となる「フランチャイズ・ショー2013」は過去最多180社のフード、サービス、小売のフランチャイズ本部とフランチャイズ支援ビジネスが一堂に集う日本最大級のFCショーで、受講無料のフランチャイズ加盟希望者向けのセミナーも多数開催されます。

その受講無料セミナーのうち、3月7日(木)14:00~15:10に開催される「独立開業の成功を左右するパート・アルバイトの『採用』と『戦力化』のポイント」は、私が講師を担当します。


【セミナー概要】
フランチャイズビジネスの現場で働く従業員の主力はパート・アルバイトです。そのため、パート・アルバイトをいかに戦力にできるかで、ビジネスの成否が左右されると言っても過言ではありません。そこで、当セミナーではより良い人材を採用するポイントと資金計画の必要性、従業員個々人の業務習得レベルに合わせた育成方法を解説し、従業員の定着率と生産性の双方を高めることができる職場作りを提案します。


受講料は無料ですが、受講には事前申し込みが必要です。
■セミナー情報&事前申し込みはこちらから
 先着80名の定員制なので、申し込みはお早めに!

昨年末の政権交代から株価の上昇が続き、景気に明るい兆しが見え始めた日本経済ですが、勤務先の業績不振による早期退職や新卒者の就職難はまだまだ続きそうです。

フランチャイズによる起業が新たな希望となるように、しっかりとセミナー講師や会場に出展する「東京都中小企業診断士協会:フランチャイズ研究会」のブースで相談員を務めたいと思います。

2013-01-20

コンビニの「淹れたてコーヒー」は全店導入が必要か?

いまから24年ほど前、私が店長をしていたコンビニでは、カウンター内で淹れたカップコーヒーが1日200杯(平日)以上売れていました。

当時のコンビニで販売していたカップコーヒーは、ファミリーレストランやホテルのバイキング会場にあるようなドリップマシーンで一度に2リットル程度を淹れて、従業員がカップに注いで販売するスタイルでした。また、販売期限は淹れてから2時間と決められていました。

しかし、私は時間が経過して酸味の出始めたコーヒーは飲みたくなかったため、自分の店では販売期限を30分間と設定して、よりおいしい状態でお客様に提供することを心がけていました。

そのおかげもあってか、平日の朝は出勤する前に立ち寄ってカップコーヒーを購入し、会社に持っていくお客様が多数いました。また、午後には会議で使うからと近隣の会社で“ポット買い”をしてくれたり、夜は残業をしている会社員が眠気覚ましに買ってくれたりしたおかげで、コーヒーは店の荒利益率アップに大きく貢献してくれました。


そのようなコンビニのカップコーヒーも、その後に誕生したドトールコーヒーなどのコーヒーショップのチェーン展開によって、2000年頃にはどの店からも姿を消してしまいました。

そのコンビニが再び、専用のコーヒーマシーンを設置して“淹れたてコーヒー”の販売を始めていますが、全店に導入しているチェーンは一部にとどまっています。
この背景には、コーヒーショップ以外にも外食チェーンがコーヒーに力を入れていることが影響しているのではないかと思います。

Photo 先日、都内の大規模商業施設内を朝早く通ると、バーガーキングでは店頭にコーヒーの入ったポットを置き、大きな声で「1杯100円です!淹れたてのコーヒーいかがですか!」と足早に会社に向かう人に声をかけて販売していました。また、数十メートル先のマクドナルドではコーヒーや朝食セットを買い求める人の列ができていました。

このような状況を見て、業態を超えた競合が多く、個人的嗜好性が強いコーヒーの販売は全店に展開する商材ではなく、店舗の立地や客層に応じて扱いを選択する「個店対応商品」で良いのではないかと感じました。

2013-01-13

「総子化」の視点で新しい需要を掘り起こそう!

毎年、12月の最終週には実家に帰って大掃除することが私の年末恒例行事になっています。昨年も年末ぎりぎりのところで3日間、網戸や窓ガラス、レンジフードや浴室などしっかりと掃除をしてきました。

実家に帰るたびに不思議だなと感じていたことがあります。
それは、ふだん余分な物を買ったり新しい物に買い換えたりしない親が、私が行った時には財布の紐がゆるくなることです。

今回も私が清掃用品で便利なものがあると言えば「じゃ買ってこい」とお金を出してくれたり、私の部屋(実家の)にいると足元が冷えると言えば「じゃ、小型のヒーターがあればいいんじゃないか」と買いに行こうと言い出したり、買いに行った家電店で見た掃除機がほしいといったり、何かと買い物をする機会が多くなります。

「子供のことになると財布の紐がゆるくなるのかな」
「普段は情報が無いから買い換えようと思わないのかな」
「子供と一緒に行動するなら消費するのかな」


などと思っていたところ、博報堂生活総合研究所が2012年11月29日に出した「2013年に向けた提言テーマ『総子化』」というリサーチニュースを読んで、「なるほどな!」と納得しました。

このリサーチニュースについては次のような内容で、12月24日(月)の日経MJ「マーケティングの『非・常識』」にも取り上げられていました(一部のみ紹介)。


Photo_2 「子(こ)」を広辞苑で引くと、第1に親から生まれたもの、第2に生まれてまだ間もないものとある。第2の意味での子供は、確かに減少の一途をたどっている。
他方、第1の意味に着目すれば、自身が何歳であれ、親が存命中の人は、子供としての顔を持ちつつ日々を生きていると言うことができる。報告書ではこの発想から、親が存命な20歳以上の人を「成人子供」と名づけた。
政府統計をもとに研究所が試算すると、「成人子供」の数は1950年には2412万人で総人口の29%だった。しかし、平均寿命の伸びにより2010年には6407万人、50%に達している。(中略)
「親としての責任は財布のひもを締めるが、子としての自由はそれを緩める」と同研究所。余計な我慢をしない子供は「可能性の塊」とも。いつまでも子供と言えば、従来はマイナスイメージの表現だった。見方を変えれば可能性が開ける。


親子の消費といえば、少し前までは40歳前後の母親と10代の若い娘という形が主流でしたが自分と親の消費行動を振り返っても、これからは40~50歳ぐらいの子供と60~70歳代の親という組み合わせが増えてきそうです。

このような新しいライフスタイルに着目し、その変化に対応することができればまだまだ消費意欲を喚起することは十分可能なのかも知れません。

2013-01-06

「幸先の良いスタートダッシュを切った?」2013年

新年あけましておめでとうございます。
今年も「石川和夫の流通業界ウォッチング」をご覧いただきありがとうございます。
これからも毎週日曜日更新を目標に書き続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、2013年は皆様にとってどのようなスタートになりましたでしょうか。
私は顧問先のオープンした店舗が元日営業だったことや、昨年暮れに決まった今春出版する本の企画書作りなどで元日から仕事をしていました。
201311
また、西武池袋本店(東京・豊島区)にも出かけてきました。
開店前から約2万人の人が並び、元日のみで約40万人の来店客があったと報道されているだけのことはあり、食品売り場はものすごい混雑ぶりで長引く「消費の低迷」がうそのように思えました。

4日の証券市場の大発会では日経平均株価が前年末比292円高の10,688円と大きく上昇し、東日本大震災前の株価水準(10,434円)を回復しました。

5日に開かれた築地市場の初セリでは青森県大間で水揚げされたクロマグロが1匹1億5540万円の値がつき、昨年記録した最高値の2.8倍もの価格で取引がされました。このマグロで寿司を握ると1貫あたり4~5万円の原価になるそうですが、競り落とした寿司チェーンでは赤身が1貫128円、中トロ298円、大トロ398円の通常価格で販売したそうです。

このように景気の良い話題が多いと、これでようやく長引く消費の低迷から抜け出せるのではないかと期待をしてしまいます。「失われた20年」を抜け出すことはそんな簡単でないと分かっているつもりですが、幸先の良いスタートダッシュを切った2013年が景気の良い年になることを願いたいと思います。

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