「サンドラッグCVS」の品揃えと今後への期待
この店はもともとドラッグストアとして営業していた店舗をリニューアルしたもので、看板もサンドラッグのイメージカラーを残して「CVS」の文字を入れています。
まず店に入ると、右側壁面にDPEのデジタルプリントサービス機、ATM、コピー機が並び、カウンターにはFFコーヒーマシーン、フライヤー商品などがあり、コンビニらしいサービスとカウンター商材が目に入ります。しかし、左側に目を向けると雑誌ゴンドラが3台、その後方には薬や化粧品類の品揃えが広がっていて、あらめて「ドラッグストアだったんだ」と思いました。
店内は手前3分の2のスペースがドラッグストアゾーン、奥の3分の1がコンビニゾーンというレイアウトで、商品構成としてはコンビニ的マーチャンダイジングの形を整えています。しかし、スペースが平均的なコンビニの半分程度しかないため、菓子や加工食品、日配品などはアイテムがかなり絞り込んだ品揃えになっていて、シニア層をひきつけるには魅力に欠けるのではないかと思います。
また、コンビニの主力商品である中食の品揃えが気になりました。
まず店に入ると、右側壁面にDPEのデジタルプリントサービス機、ATM、コピー機が並び、カウンターにはFFコーヒーマシーン、フライヤー商品などがあり、コンビニらしいサービスとカウンター商材が目に入ります。しかし、左側に目を向けると雑誌ゴンドラが3台、その後方には薬や化粧品類の品揃えが広がっていて、あらめて「ドラッグストアだったんだ」と思いました。
店内は手前3分の2のスペースがドラッグストアゾーン、奥の3分の1がコンビニゾーンというレイアウトで、商品構成としてはコンビニ的マーチャンダイジングの形を整えています。しかし、スペースが平均的なコンビニの半分程度しかないため、菓子や加工食品、日配品などはアイテムがかなり絞り込んだ品揃えになっていて、シニア層をひきつけるには魅力に欠けるのではないかと思います。
また、コンビニの主力商品である中食の品揃えが気になりました。
弁当やおにぎり、サンドイッチなどの中食はコンビニチェーンごとにオリジナリティがあります。また、毎週のように新商品や企画商品が発売されることもコンビニの魅力のひとつになっています。しかし、サンドラッグCVSのほとんどの商品は大手パンメーカーや一般的に流通しているベンダー商品です。この点についてはパンやデザート類も同様でした。
狭い商圏の中でコンビニビジネスが成り立っているのは利用者の来店頻度が高いからです。つまり、買い置きできない魅力ある中食を品揃えすることでコンビニは客数を確保しているのです。
今後、サンドラッグCVSがコンビニ+ドラッグストアの融合店として業態を確立するには、中食や日配品にいかにオリジナリティと品揃えとしての魅力を持たせることができるかが鍵になりそうです。
サンドラッグでは1年で約10店舗の「サンドラッグCVS」を出店して業態確立を目指すようなので、引き続き取り組みの変化を追っていきたいと思います。
狭い商圏の中でコンビニビジネスが成り立っているのは利用者の来店頻度が高いからです。つまり、買い置きできない魅力ある中食を品揃えすることでコンビニは客数を確保しているのです。
今後、サンドラッグCVSがコンビニ+ドラッグストアの融合店として業態を確立するには、中食や日配品にいかにオリジナリティと品揃えとしての魅力を持たせることができるかが鍵になりそうです。
サンドラッグでは1年で約10店舗の「サンドラッグCVS」を出店して業態確立を目指すようなので、引き続き取り組みの変化を追っていきたいと思います。