コンビニ各社が酒類販売に力を入れ始めた理由は?
昨日、コーチング研修で埼玉県蕨市に出かけた際、駅から会場へ向かう途中にあるコンビニに寄ったのですが、店内を見て驚きました。なんとエンドゴンドラ1本が全て日本酒になっているのです。それも上から3段が全てワンカップで単にフェイスを広げているだけではなく、廉価なお徳用カップから地方色豊かな純米酒カップまで20種類以上の商品を揃えていました。
このような品揃えをしているコンビニを見たのは、セブンイレブンの1号店である豊洲店(東京都・江東区)以来です。豊洲店は酒のゴンドラを7本も取っていて、特に焼酎の品揃えは圧巻です。いも、米、麦、蕎麦などをバランス良く多品種・サイズ別に揃えているほか、最上段には化粧箱に入った1本2,000円~7,000円台のプレミアム焼酎がずらりと並び、とてもコンビニの品揃えとは思えません。
本部推奨の商品だけでは品揃えできないのでオーナーか店長が独自に仕入れているのだと思いますが、その力の入れようには頭がさがります。
今まで、コンビニ本部は酒の品揃えにあまり力を入れてきませんでした。
このような品揃えをしているコンビニを見たのは、セブンイレブンの1号店である豊洲店(東京都・江東区)以来です。豊洲店は酒のゴンドラを7本も取っていて、特に焼酎の品揃えは圧巻です。いも、米、麦、蕎麦などをバランス良く多品種・サイズ別に揃えているほか、最上段には化粧箱に入った1本2,000円~7,000円台のプレミアム焼酎がずらりと並び、とてもコンビニの品揃えとは思えません。
本部推奨の商品だけでは品揃えできないのでオーナーか店長が独自に仕入れているのだと思いますが、その力の入れようには頭がさがります。
今まで、コンビニ本部は酒の品揃えにあまり力を入れてきませんでした。
というのも、酒の販売には酒類免許が必要であり、その免許はオーナーが持っています。そのため、酒の品揃えはオーナーの裁量に任されている部分が大きかったのです。
しかし、最近ではコンビニ各社が酒類販売に力を入れ始めています。

10月24日発売のコンビニ業界専門誌『月刊コンビニ』では、「お酒が主役!」というタイトルで酒類の品揃えによる客単価アップ特集を組んでいました。
いまコンビニ各社は総菜類の販売に力を入れています。そのため、酒類とつまみとしての総菜の組み合わせ提案は客単価アップに結びつけやすいのでしょう。また、おでんやフライドチキンなどカウンターフーズとの組み合わせ提案もできるので利益率アップも期待できます。
いまコンビニ各社は総菜類の販売に力を入れています。そのため、酒類とつまみとしての総菜の組み合わせ提案は客単価アップに結びつけやすいのでしょう。また、おでんやフライドチキンなどカウンターフーズとの組み合わせ提案もできるので利益率アップも期待できます。
セブンイレブンはワインやプレミアムビールに、ナチュラルローソンはワインに、ファミリーマートはカクテルにと、チェーンごとの品揃え拡充策はさまざまですが、これから本部主導で各チェーンの品揃えがどのように変化していくのか定期的に観察していきたいと思います。