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2014-01-30

「バレンタインデー」のチョコレートは誰にあげる?

企業研修の講師をする時に欠かさず持参するもの、それはチョコレートです。

研修講師をしている時は、スクリプトに書いた進行手順や内容をチェックして時間を見積もりながら話したり、参加者の表情や態度から理解度をチェックしたり、参加者との意見交換をしたりと頭はフル回転しています。

そのせいか、午後になると脳がエネルギー切れを起こし、もともとあまり回転が良くない頭がより働かなくなってしまいます。しかし、このような時にチョコレートを食べると脳の働きが回復するのでチョコレートは欠かすことができません。

それもそのはず、私たちの脳の重さは全体重の2%にしか過ぎないにも関わらず、エネルギー消費量は18%も占めています。また、他の身体組織が三大栄養素のどれでも使えるのに対して、脳はブドウ糖しか使えないのです。
[タニタの健康応援ネット:からだカルテより]

Photo さて、そのチョコレートですが、いまはどこの百貨店の食品売り場に行ってもバレンタインデーの華やかなチョコレートでいっぱいです。

最近では本命チョコや義理チョコよりも、女性同士がプレゼントし合う「友チョコ」や自分のために購入する人が増えていると言われていますが、今年は自分のために買うチョコの予算が本命を上回り、10年ぶりにトップになったそうです。

プランタン銀座(東京・中央)はバレンタインデーに関する女性の意識調査結果をまとめた。自分で食べるチョコレートの予算が本命の男性に贈るチョコを10年ぶりに上回った。知人向けの義理チョコも女友達に贈るケースが増えており、期間限定品も多いバレンタイン商戦を女性同士で楽しむ現象が広がっている。[日本経済新聞:1月22日]

本来は男性へチョコを贈るはずのバレンタインデーが女性のみで完結するイベントになりつつあるようです。このような現象にいち早くニーズを見い出した海外ブランドの高級チョコメーカーは、チョコレートそのものだけではなく箱や包装のデザインにもかなり力を入れています。

私はチョコレートに栄養を求めていますが、多くの女性はプレゼントした相手の喜ぶ顔を見ることやデザインのかわいらしさを楽しんだり、共感しあったりすることに価値を見い出しているようです。

2014-01-19

歯科医院から学ぶ「経営環境変化と対応策」

最近、私の住んでいる東京都文京区ではあちらこちらでマンションの建築が進んでいます。またマンションの完成に伴い、ビストロやワインバー、カフェや居酒屋、さらには美容院の新規開業が目立ち、「こんなに増えて商売になるのだろうか」と余計な心配をしてしまいます。

昨日、図書館に出かけた帰り道、マンションの1階Photo_2 が色とりどりの風船やお祝いの胡蝶蘭で飾られていて、歩道では女性スタッフが風船とチラシを配っていたので、「また新しい店がオープンするのだな」と思いながら通り過ぎようとしたところなんと!『新規歯科開院:見学会』という貼り紙がされていました。

開業前に歯科医院が見学会をしている場面に遭遇したのは初めてだったので、「どんな内容で見学会をしているのだろう?」との興味本位で体験してきました。

まず、見せていただいたのはレントゲン室とその結果を見るモニター。
私がお世話になっている歯科医で見るのと同じレントゲン画像のほか、その画像を3D化したサービスがあり、自分の歯や歯茎の中(根の部分)がどのような状態になっているかがビジュアルに大変分かりやすいものでした。
次は治療室。1室に治療イスが1台しかなくプライバシーが守られています。また、歯石を取ったりする口腔ケア(歯科衛生士が担当)のためには別の部屋が用意されていました。

「このような作りだと治療費も高くなるのでは?」と院長先生に尋ねたところ、「保険内治療なので負担金は変わりません」と笑顔でやさしく答えてくださいました。

さらに、見せていただいたのは消毒・滅菌室。
治療に使用する器具は一人ごとにビニールパックされていますが、これらを消毒・滅菌するための部屋と消毒機器の説明を受けました。このような裏側を見ると衛生面で安心感をもつことができ、見学会として大変効果的だなと思いました。

見学の最後には待合室でコーヒーが出され、歯ブラシや医院のお知らせが入ったお土産をいただいて終了。

最近では歯科医院が増えて経営が大変だという話を耳にしますが、見学会を体験して改めてその苦労を実感することができました。そこで、歯科医院がどのくらいあるのだろうと厚生労働省の「医療施設動態調査(平成24年3月末概数)」を調べたところ、歯科診療所は全国で68,453東京都だけでも10,603もありました

コンビニエンスストアの数が全国で52,215店東京都で7,109店(14チェーン合計2014年11月末:月刊コンビニ調べ)ですから、いかに歯科医院が多く、その競争も厳しいかがよく良く分かります。

コンビニ店長の中には売上不振の原因を店舗数増加という外部要因に求めて自助努力を怠っている人がいますが、この歯科医院のように経営環境の変化に対応した新たな取り組みが必要なのではないでしょうか。

2014-01-12

上司と部下の「対話不足」が招く、残業時間に対する認識差

昨日の日本経済新聞に「『上司は残業を評価』 労働時間長い人ほど意識」という見出しで、内閣府が昨年12月に発表した「ワーク・ライフ・バランスに関する意識調査」についての記事が掲載されていました。

さっそく内閣府のホームページで調査内容を確認すると、上司が残業している人をどのように評価していると思うかを尋ねた質問に対する回答がグラフ化されていました。
Photo
「頑張っている人」とポジティブな評価をされていると考えている割合は残業が多い人ほど高く、1日12時間以上働いている人で53%、12時間未満では48%、10時間未満では38%となっています。
同様に労働時間が長い人ほど、「責任感が強い人」「仕事ができる人」と評価されていると思っているようです。

これに対して、仕事が遅い人」とネガティブに受け止められていると考えている人の割合は、10時間未満で37%、12時間未満では24%、12時間以上では26%と労働時間が長い人ほど低くなっています。

新聞記事の中には、

別の質問で企業に、残業や休日出勤をせず、時間内に仕事を終えて帰宅することをどう人事評価しているか尋ねたところ、約千社のうち74%がプラスにもマイナスにも考慮していないと答えた。
という解説もあり、労働時間(残業時間)に対する上司と部下の“共通認識”がいかに出来ていないかがわかります。

このような状態で仕事をしていてはワークライフバランスが良くならないばかりか、従業員の仕事に対するモチベーションは上がらず、職場の生産性も高まりません。

「うちの職場は労働時間が長いな」と感じている方は、ぜひ一度「労働時間」「残業」をテーマに部下と“対話”する時間を持っていただきたいと思います。

そして、内閣府の調査結果のような認識を部下が持っていたら、上司(会社)としての考え方を分かりやすく伝え、「できるだけ時間内に仕事を終わらせるためにはどうしたらいいか?」を一緒に考え、知恵を出し合い、創意工夫して取り組むことが大切です。

2014-01-05

コーチング・スキル&マインドで「女神的リーダーシップ」を高めよう!

新年、明けましておめでとうございます。
今年も『石川和夫の流通業界ウォッチング』をよろしくお願いいたします。

2013年の日本経済はアベノミクス「三本の矢」の金融緩和と財政出動のおかげでデフレ脱却の糸口をつかむことができました。しかし、今年
4月には消費税率の引き上げがあるため、本格的にデフレを脱却して経済の活力を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうです。

そこで注目されているのが、2014年6月に安倍首相が打ち出す予定の雇用や農業、医療分野を柱にした新たな成長戦略です。その中でも「女性は日本に眠る最大の潜在力だ。女性の力を最大限引き出すため全力で取り組みたい」日本経済新聞のインタビュー)と、首相は女性の活用に力を入れようとしています。

Photo 確かに、女性の活用は大切だと思います。
ただ、その前に、受け入れ先となる企業の経営者や管理職者が女性の持っている資質の必要性を理解し、自分自身も活用することが必要ではないかと、年末に読んだ『女神的リーダーシップ』(プレジデント社)から感じました。

本書によると、「男性がもっと女性のような発想をしたら、世界は好ましい方向に変わるだろう」という意見に対して賛成か反対か。米国の調査会社が先進国と新興国(世界GDPの65%を占める13ヶ国)で一般の人に調査したところ、世界の平均では男性の63%が、日本の男性に限ると、なんと79%の人が賛成しているそうです。


“女性のような”とは「共感力がある」「表現豊か」「聞き上手」「忠実」「柔軟」「「忍耐強い」「献身的」など、これまで女性的と思われてきた資質を指します。特に先進国では、モノづくりよりもサービス産業の比重が高くなっていると同時に、働く人の価値観が多様化しているため、さまざまな人と共感しながら柔らかくつながる能力が求められているとされています。

これらは、私がコーチング研修で話している“コーチング・スキルとマインド”の必要性と同じだと感じました。

特に女性が多い職場では従業員の話に耳を傾け、共感し、聞いていることを表情でも伝え、お客様の想いを汲み取って商品や売場作りをすることが欠かせない時代になっています。また、さまざまな価値観や行動特性を持った従業員に対して、コミュニケーション・スタイルを柔軟に変化させるリーダーシップも求められています。

今年は「女神的リーダーシップ」を高めることをテーマに、“コーチング・スキルとマインド”を学ぶための研修やセミナーに力を入れていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【“提案力・営業力を高める”コミュニケーション力アップセミナーのお知らせ】
2月15日(土)、3月15日(土)の参加者募集中です!
「士業」以外の方の参加も歓迎です。
セミナー詳細と申し込み方法などはこちらからご確認ください。

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