「消費税増税」の対応で分かる企業の経営姿勢
昨日、池袋(東京・豊島区)のビックカメラに出かけたところ、消費税アップ前の駆け込み需要のためか買い物客が多く、売り場は正月の初売り時のような混雑ぶりでした。
この機会を逃さず売上に結びつけようとする従業員の積極的な接客姿勢も加わり、特に家電とパソコンの売り場は熱気に包まれていました。そのおかげで、一か月ほど前から狙っていたノートパソコンを大幅に値引きしてもらうことができ、予算よりかなり安い金額で買えました。
また、販売員が4月になっても同様の条件で値引き交渉に応じることや消費税アップ分については値上げをしない(またはポイントアップで対応)など詳しく説明してくれたことも安心感につながり、大変満足して帰ってきました。
ところが、夜に宅配ピザの注文をした時はその逆で、消費税増税の対応で大変不愉快な思いをしました。
我が家でいつも注文しているピザのLサイズは3,315円(税込み)なのですが、受付の女性から告げられた価格は3,590円。
その時は疑問に思わず電話を切りました。
しかし、お金を用意しながら「あれ、いつもより高いな?
もしかしたら、新人のような慣れない受付だったので間違えたのかも知れないな」と思い、一応電話で確認する前にメニューチラシを見て驚きました。
なんと、3月17日から有効の新しいチラシでは価格が変わっていたのです。
しかし、そのチラシにはどこにも価格改訂のことは書かれていません。前回の配達時にチラシを持ってきたスタッフから説明や価格改訂のお知らせなどもありませんでした。
円安などの影響でピザの原料となる食材が値上がりしていることは理解しているつもりですが、このタイミングでお知らせもなく値上げでは、消費税増税に伴う便乗値上げと思われても仕方ないでしょう。
長年、この宅配ピザチェーンのファンであった顧客の一人として、今回の対応には大変残念な思いをしました。また、一消費者として消費税増税への対応が顧客との信頼関係という点でいかに大切かを体験しました。