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2014-04-27

食品スーパーが始めた惣菜路面店『クックサン』とは?

ゴールデンウィーク初日、ねじめ正一氏の直木賞受賞作『高円寺純情商店街』で知られる高円寺北口(東京・杉並区)は天気に恵まれた上に、「大道芸2014」が開催されていたこともあり、家族連れやカップルなど大変多くの人でにぎわっていました。

Photo_8 その商店街を抜け、庚申通り商店街に入ってしばらく歩くと、ベーカリーショップと見間違えてしまうおしゃれな惣菜専門店「クックサン高円寺北店」(東京都杉並区高円寺北2-37-10)が現れました。

この「クックサン高円寺北店」を出店したのは、首都圏で食品スーパーを143店(連結)展開しているスーパー『いなげや』です。

Photo_9食品スーパーは揚げ物など惣菜の品ぞろえを充実させることで中食市場を開拓してきましたが、最近では消費者のより近くに立地するコンビニが揚げ物やパック惣菜などを充実させているため、中食目的の顧客をコンビニに奪われて苦戦しています。

そこで『いなげや』は、立地と利便性さえ良ければスーパーの惣菜はコンビニに負けないと考え、クックサンの開店に踏み切ったようです(現在は都内2店で実験店としての位置づけ)。

Photo_6 首都圏の惣菜専門店では量り売りを中心とした販売スタイルのオリジン弁当が知られていますが、クックサンでは量り売りはなく、揚げ物のばら売りを除いて全商品がパック詰で販売されていました。また、商品構成はいかにも「食品スーパーの商品をそのまま持ってきました」という印象で、弁当の品ぞろえにもこれといった特徴はありませんでした。

しかし、プリンなどのデザートは一昨年買収した高級スーパー『三浦屋』(東京・杉並区)の商品を揃えており、一般的な持ち帰り惣菜店とは差別化されていました。

野菜や精肉、魚介類という生鮮3品への家計支出が減少傾向にあるなか、惣菜の市場規模は共稼ぎ世帯や単身世帯の増加を背景にますます伸びる傾向にあり、富士経済の調べでは2014年度の市場規模が約5兆5千億円にもなると予測されています。

今後、この成長分野では食品スーパーやコンビニ、デパ地下、駅ナカ、惣菜路面店など業態の垣根を越えてますます競争が厳しくなりそうです。この競争を抜け出すためには商品や価格だけでなく提供の仕方や接客など、ソフト面での差別化も必要になるだろうと消費者の視点で買い物をして改めて感じました。

2014-04-20

新入社員との「飲みニケーション」には気をつけよう!

4月1日に入社した新入社員の入社時研修も一段落し、配属された職場ではさまざまな形で新入社員の歓迎会が開催されていることと思います。また、新入社員が早く職場に溶け込めるようにと、先輩社員も誘って個別に飲み会をしている管理職者も多いことでしょう。

しかし、ここで気をつけなくてはいけないことが一つあります。

Photo_3 それは、上司や先輩が考えている「飲み会」に対する認識と新入社員との間には大きなギャップがあるということです。

4月15日の日本経済新聞には、宝酒造が実施した新社会人対象の「飲み会に関する」アンケート結果について、次のように書かれていました。

新社会人が上司からの飲み会の誘いに応じる理由(複数回答)で最も多かったのが「酒を飲みに行くのも仕事」で61.9%で、次いで「上司や先輩の考え方を知りたい」が49.2%だった。一方、上司や先輩に、若手社員が飲み会の誘いに応じる理由を聞いたところ、「(若手社員が)酒を飲む雰囲気が好きだから」が53.8%で最多だった。「酒を飲みに行くのも仕事」は31.0%で、新社会人とは約2倍の開きがあった。
※調査はインターネットを通じて1月31日から2月3日に実施。対象者は新社会人の男女各100人と上司・先輩にあたる30代と50代の男女それぞれ100人ずつの計600人に聞いた。

さて、みなさんはこのアンケート結果を見て、どのように感じますか?

私は、酒を飲んで盛り上がり若手も楽しんでいると思い込んでいる上司と、あまり酔わずに覚めた目で「酒を飲むのも仕事だから」と上司に話を合わせている若手社員が、居酒屋でテーブルを囲んでいる様子を思い浮かべてしまいました。

もちろん、そのような若手社員ばかりではありません。「酒を飲む雰囲気が好きだから」という人も半数はいますので、そのような若手社員とは純粋に飲み会を楽しむことができると思います。

しかし、上司や先輩の61.3%が上司からの誘いを断っても「仕事に影響はない」と思っているの対して、
新社会人では26%というアンケート結果が出ています。つまり、新入社員の4人に3人が「飲み会に出ないと仕事に影響する」と考え、参加しているということも考慮しておくことが必要です。

職場にとどまらず、飲み会まで新入社員を気遣うのは大変なことですが、「上司の性格や考え方を知りたいから」という積極的な理由で参加している新入社員のためにも
、飲み会に対する認識違いを理解した上で『飲みニケーション』を楽しんでいただきたいと思います。

2014-04-13

新入社員との人間関係作りは「聞く」から始めよう!

Photo_2 先週、先々週は街を歩くとさまざまなところで桜の開花を楽しめました。新しい季節の始まりを感じると同時に、自分の仕事に対する気持ちがとても前向きになっていると感じました。

また、街のあちらこちらで「いかにも新入社員」と思われるブラックスーツに身を包んだ若者を見かけ、その初々しさからもエネルギーをもらいました。

さて、その新入社員ですが、おそらく頭の中は希望や喜びよりも不安や心配事でいっぱいなのではないでしょうか。その不安や心配事があまりに大きすぎると、本来持っている能力や資質を発揮することができず、自分を否定的に捉え早期に退職することになりかねません。先輩や上司にはしっかりとフォローしてもらいたいと思います。

昨年、転職情報サイトを運営するエン・ジャパン㈱が情報サイト利用者を対象に実施した「退職をした理由」に関するアンケート結果を見ると、下記のような順位になっています。
 
1位「家庭の事情」=32%(3%)
2位「仕事の内容」=25%(16%)
3位「体調」=11%(3%)
4位「社風や風土」=6%(18%)
5位「給与」=5%(12%)
6位「人間関係」=5%(26%)
 
よくある退職理由が並んでいますが、注目してほしいのは( )内の数値です。
( )内の数値は会社=人事に言えなかった本当の退職理由です。本当のことを言えなかった理由については、34%の人が「円満に退職したかったから」、20%が「話しても理解してもらえないと思ったから」と回答しており、不満を持ちながらも最後はトラブルなく円満に辞めたいという退職者特有の心理がうかがえます。

ご覧になって分かるように、本当の退職理由の1位は「人間関係」です。

ですから、仕事そのものを教えることも大切ですが、先輩や上司には新入社員が職場で良好な人間関係が作れるようにしてほしいと思います。

『7つの習慣』(コヴィー)の第5の習慣:「理解してから理解される」にもあるように、
そのフォローとしてもっとも重要なのは「聞くこと」です。

新入社員の不安や恐れ、心配事、さらには考えや意見を聞き、まずは受けとめてください。上司や先輩の立場として受け入れられない意見があるかも知れません。そのような時には「なるほど、君はそのように感じているのか」と受けとめてください。
 
まずは新入社員を理解することが必要です。
その理解しようとする姿勢が新入社員に安心感を与え、そこに信頼が生まれ、先輩や上司(会社)に対する理解も深まり「人間関係」が構築されていくのです。

2014-04-06

消費者心理に寄り添って、ポイントをもっとアピールしよう!

今日、我が家に宅急便の配送車が印刷された小箱が届きました。
箱を開けると、中にはフィナンシェやラスクなどのお菓子が入っていたので、午後の静かなティータイムに美味しくいただきました。

Photo このお菓子はクロネコヤマト:宅急便の創業者である、故小倉昌男氏がタカキベーカリーと提携し、障がい者の経済的な自立支援を目的に起業したベーカリーチェーン「㈱スワン」が作ったものです。スワンでは単に商品の製造だけでなく詰め合わせやデータ入力、物流業務など幅広く障がい者の仕事を創出しています。

なぜ、このような商品が届いたかというと、妻が宅急便のポイントと景品の引き換えを申し込んでいたからです。最近はどこで買い物をしてもポイントが付く時代ですが、宅急便の発送と受け取りでポイントが付くとは知りませんでした。

ポイントを取得するにはネット上のクロネコメンバー:ウェブサイトから荷物の送り状番号を入力するという手間があるのですが、買い物やサービス利用時にポイントを貯めて節約したり、特典を得たりしようとしている妻の姿勢(消費者の努力)は見習わなければいけないなと思いました。

一方、販売する側はどうかというと、意外とポイントの価値を軽く見ているのではないでしょうか?

つい先ほど、近所のセブンイレブンへ買い物に行き「ナナコカード」で清算をしましたが、「いつもありがとうございます」の言葉はなく、今月いっぱいポイント2倍キャンペーンを実施しているという案内もありませんでした。

消費税が3%も増税になり、お客様の財布のひもが固くなっている時なのですから、
「いつもありがとうございます。今月いっぱいはポイント2倍になっていますので、よろしくお願いします」
という声がけぐらいはしてほしいものです。
 
Photo_2 新聞に一面広告を出してキャンペーンの告知をしたり、店舗でポスターやPOP掲示をしていたりしますが、それだけでは不十分です。

ポイントに価値を置いているお客様の気持ちに寄り添うように、いつも利用いただいている(カードを持っている)ことへの感謝の気持ちと、消費税増税に対して少しでもお役に立てばという思いを「言葉に出して」伝えることが必要なのです。

オーナーや店長には、このような消費者心理を汲み取った接客の必要性を従業員にしっかりと教え、実行していただきたいと思います。
 

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