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2014-09-28

「人手不足対策」として進んでいる会計のシステム化

Photo先日、回転寿司に行って食後の会計を頼むと、アルバイトの男性がコンビニで検品に使用しているストアターミナルのようなハンディタイプの機器を持ってきて、積まれた皿の側面を「さっと」スキャンしました。

この瞬間、レジにデータが飛んですぐに会計となりました。

この皿にはICチップが埋め込まれているそうで、アルバイト男性は「8種類ぐらい価格の違う皿があるけど数えるのに手間がかからなくなったし、レジとのやりとりで間違いもなくなったので便利ですよ」と話してくれました。

最近のパート・アルバイト不足問題で大変な思いをしている外食産業ですが、人手不足のシステム化対策は進んでいるのだなと改めて思いました。

また、同じくパート・アルバイト不足問題で苦労している食品スーパーも、新たなシステム化で人手不足に対応しています。そのひとつが、「支払セルフレジ」と呼ばれる新型レジシステムです。

9月24日(水)の日経MJには、 『新型レジ、通過時間半減』という見出しで、次のような記事が掲載されていました。

各社が導入するのは「支払セルフ」と呼ばれる新型レジシステム。購入する商品のバーコードをレジ担当者が読み取るところまでは通常のレジと同じだが、代金の支払いは従業員とやりとりせず、客が自ら専用の機械を使って済ます。レジ担当との金銭の受け渡しが無くなるため、客1人当たりのレジ処理の時間が半分程度に短縮できるという。一方、代金清算をすべて来店客が行うセルフレジと比べると、バーコードの読み取りなどの煩雑な操作がいらないという客側のメリットもある。

確かに店側・お客側の双方にメリットがあるシステムなのかも知れませんね。ただ、食品スーパーで従業員とお客の唯一のコミュニケーション機会である「金銭受け渡し接客」を省いてしまうのは、ネット社会に対するリアル店舗の存在価値としていかがなものかと思いました。

しかし、導入店舗では手渡しで支払いを済ませたいという顧客にも対応するため、半数は通常のレジを残すところが多いようなので、ひとまず安心しました。

2014-09-21

「もったいないセール」で消費意欲を喚起するのはいかが?

消費税増税後、なかなか売上が回復しない百貨店業界ですが、昨日の松坂屋上野店(東京・台東区)の催事場は大変な賑わいぶりでした。

Photo写真のように多くの消費者を惹きつけたのは、賞味期限間近の商品を格安で販売する『もったいないセール』です。

チラシを見ると、
〈ニッスイ)特選紅ざけ・・・賞味期限:2015年6月24日、税込432円
〈ゆのたに〉国内産おいしいお餅・・・賞味期限:2014年12月、税込378円
〈昭和〉丸ごと大豆油・・・賞味期限:2015年6月、税込198円
〈マルハニチロ〉金線たらばがに・・・賞味期限:2014年11月1日、税込2160円

と賞味期限を明示した上で、破格の値段が付けられていました。

Photo_2私のお目当ては「マルハニチロ:金線たらばがに(165g)」:2160円。
この商品は通常価格が9000円。楽天市場で調べたところ同じ量目の商品はありませんでしたが、125gの商品が2個入り・10,800円で販売されていました。

ところが、私が行った時にはすでに販売終了、全て売り切れていました。それはそうですよね。限定250個の販売なのですから、手に入れるためにはセールの初日に行かないといけませんね。

このようなセールを企画するのは、本店が名古屋にある松坂屋ならではの強みだと思います。というのも、2009年1月25日のブログ「大手百貨店のギフト処分セール」でも書きましたが、名古屋人は“勤勉・節約・工夫”を得意とし、その気質が商売にも生かされているのです。

このようなセールを食品スーパーでも実施すれば、メーカーや卸し問屋も含めて、在庫品の無駄を減らすことができると同時に、停滞している消費意欲を喚起することができるのではないかと思いました。

2014-09-14

総菜専門店の「強み」=“量り売り”と売場管理

今日のランチはオリジン弁当のお総菜といなり寿司。

Photo最近、オリジン弁当には小分け容器があるため、季節感たっぷりの「野菜と秋刀魚のバルサミコソース和え」「北海道みよい農場のかぼちゃのサラダ(ごまマヨ)」「なすとれんこんの中華風山椒ソース」「ポテトサラダ」「夏野菜の煮びたし」「鶏レバー煮」と、6種類の総菜を少しずつですが楽しむことができました。

総菜専門店では当たり前の量り売りですが、最近では食品スーパーでも取り入れるところが増えており、8月18日(月)の日経MJには次のような記事が掲載されていました。

食品スーパー大手のライフコーポレーションは総菜の量り売りコーナーを展開する。和洋中の総菜を常時30品目程度そろえ、来店客が自ら好きな量を容器に詰めて購入する。同社は2011年に同様のコーナーの設置を始めたが、売り場設計や調理業務の不備から1年弱で廃止していた。総菜需要の伸びが続くなか、シニア層などを中心に好みの料理を少量ずつ食べたいといった要望が多いことに応える。

確かにそうですね。
私も最近では食べる量が少なくなったため、少しずつ多種類を購入できる量り売りスタイルや惣菜の6~9点盛パックを扱っている店をよく利用します。

しかし、夜に総菜を購入する時、先に紹介したオリジン弁当には行かないことにしています。というのも、この店では午後7時~8時頃になると量り売りをやめ、ほとんどの商品を100gぐらいのパック詰めにしてしまうからです(閉店時間は23時)。

先日は日曜日だったからか、午後6時半にも関わらずほとんどの商品がパック詰めにされていて、買い物に来ていたお年寄りも「これじゃ選べないわね」と残念そうに帰って行きました。

量り売り総菜店で買い物をする楽しみは、「どれにしようかな」「どのくらいの量にしようかな」と迷いながら選ぶ点にあるのではないでしょうか。

確かに、ライフコーポレーションでも苦労したように売り場管理や人員配置などの問題があり、閉店時間まで量り売りをするのは難しいことでしょう。しかし、あまりにも早い時間にパック詰めのみにしてしまうのは、量り売り惣菜店の「強みである特性」を放棄し、食品スーパーやコンビニとの競争力を弱めることになると思います。

2014-09-07

「スタッフの採用と戦力化の指導ポイントを学ぶ」セミナーのお知らせ

いま、コンビニや飲食店などフランチャイズビジネスの現場では、パート・アルバイトが思うように採用できず困っている店や事業所が増えています。

そのため、少しでも多くの応募者を確保しようと時給を上げたり、勤務回数や時間に融通をきかせたりするなど、加盟者はさまざまな工夫に取り組んでいます。しかし、せっかく採用したパート・アルバイトも定着せず、慢性的な人手不足が続き、加盟者は疲弊し、店舗運営レベルが低下している店も増えているのが現状です。

Jfa_3そこで、このたび「スタッフの採用と戦力化の指導ポイントを学ぶ」というテーマのセミナーを、(一社)日本フランチャイズチェーン協会が会員様向けに開催することになり、私が講師を務めさせていただくことになりました。
(※会員企業様には来週、協会から案内があります)

【主な内容】
●スタッフ採用難・定着難時代の現状と課題
●変化している「働き手のニーズ」の把握・・・アルバイト編・パート編
●スタッフの「成長段階別」育成法・・・定着率アップ編・戦力化編
●定期面談がスタッフの成長を促し、やる気を高める
●スタッフを定着化・戦力化できる店が「採用に困らない店」になる

このテーマについては過去7年間、「日経フランチャイズショー」の加盟希望者向けセミナーで話してきましたが、今回はフランチャイズ本部の経営指導員(スーパーバイザー)向けに内容を変更しました。

つまり、経営指導員が加盟者に対して、パート・アルバイトの「定着化」「戦力化」をより具体的に指導・アドバイスできるように、採用に困らない店を作るためのポイントをわかりやすく解説します。

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