「ベジタブルファースト」を販売チャンスに活用しよう!
健康管理と体重を増やさないために、主治医からのアドバイスで守っていることが2つあります。
まず、ワインや日本酒を飲む時には「チェイサー」を欠かさないこと。
誰でもアルコール度数の高い酒を飲むと肝臓への負担は大きくなりますが、私のように肝機能が弱い者の場合は、特に注意が必要だと言われています。そこで、酒と一緒に水や炭酸水を飲み、肝臓への負担を減らすようにするのです。
次に 「ベジタブルファースト」を心がけていることです。
ベジタブルファーストとは、食事の時に「野菜を最初に食べる」こと。つまり、食物繊維が多く含まれている野菜類を先に食べてから、肉類や魚類のたんぱく質や御飯やパンなどの炭水化物(糖質)を食べる食事法です。
主治医が言うには、糖質が多いものを最初に食べると血糖値が急激に上昇し、血糖値を早く下げようとしてインスリンが大量に分泌されてしまう。さらに、インスリンは余分な糖を脂肪に変えるため、分泌が多いと脂肪をため込みやすくなる。しかし、糖質の吸収を抑える食物繊維を多く含む野菜を先に食べると、血糖値の急激な上昇が抑えられインスリンが過剰に分泌するのを防ぐことができるのだそうです。
確かに、私もこの食べ方を守るようになってから、以前と同じ量を食べても体重が増えなくなった気がします。このような健康管理をしている人は私だけではないようです。
日本能率協会研究所の『健康ニーズ調査2015』によると、健康意識は全体的に低下しているものの、「野菜を最初に食べる」というベジタブルファーストは食べる順番を変えるだけで簡単にやせられる手法として実行している人が増えているそうです(調査の32項目中7位、約3割が実施)。しかし、最近では写真のようにサラダと御飯が一緒になったワンプレートメニューが増えています。このような盛り合わせだと、サラダを食べている間にカレーやご飯が冷めてしまいます。
「サラダだけ別の器で先に出してくれれば、カレーができてくるまでの時間に野菜を食べることができるのに・・・」と思うのは、私のわがままでしょうか。
いや、常に「ベジタブルファースト」のような消費者のニーズ変化を察知し、それらの情報と商品・サービスを結びつけることができれば、まだまだ販売チャンスは広がると思います。