理想の上司を動物に例えたら? 1位は「イヌ」
『あなたが理想とする上司を動物に例えたら?』という質問に対して、
1位:「イヌ」(親しみやすく相談しやすい。情が深く、忍耐強い。)
2位:「ライオン」(強いリーダーシップ。頼もしさ。威厳がある。)
3位:「ゾウ」(どっしりしていて安心感がある。存在感がある。寛容。)
と回答したのは、今年入社の新入社員です。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、東京・名古屋・大阪において新入社員を対象
(1333名)にセミナーを開催し、受講者に対してアンケートを実施しました。
その結果のひとつが上記の回答です。
【資料引用:「2017年度 新入社員意識調査アンケート結果」】
また、「会社に望むこと」(3つ選択:ポイント制)では、次のような回答がされています。
1位:人間関係がよい(2,716)
2位:自分の能力の発揮・向上ができる(1,597)
3位:残業がない・休日が増える(940)
4位:給与が増える(779)
5位:評価・処遇を公平にしてくれる(658)
6位:私生活に干渉されない(578)
7位:仕事場・休憩室などが快適(462)
8位:地位が上がる(158)
さらに、「仕事・職場生活に関する不安」に関するアンケート結果の1位も、『上司・先輩
・同僚との人間関係』となっており、仕事をしていく上で新入社員が「人間関係」に高い
関心を持っていることがよくわかります。
では、新入社員は職場での「人間関係にどのような不安」を持っているのでしょうか?
また、どのような関係性であれば、「人間関係がよい」と思うのでしょうか?
これらを一概に決めつけて接することはとても危険です。
なぜなら、新入社員一人ひとりの性質や経験、さらにはライフスタイルによって「不安」も「よい」も、その基準は異なるからです。
ですから、上司は新入社員と定期的にコミュニケーション機会を持ち、「親しみやすく相談しやすい」関係性を作り、上司の基準ではなく新入社員の基準で「忍耐強く」話を聞くことが必要です。
その上で、新入社員の想いに共感を示しながら不安を取り除く「情の深さ」を持つことが、冒頭で紹介した『理想の上司像』につながるのかも知れません。