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2017-07-18

セブンイレブンがICタグで人手不足対策に挑む?

人手不足対策のひとつとして、コンビニ業界では10年ほど前から「ICタグ」を活用したレジの一括清算システムの実用化を目指しています。しかし、ICタグの生産コストや情報管理上の問題から、導入を実現できていないのが現状です。
(私が以前に書いたICタグに関するブログ:「ついにコンビニ・スーパーも『ICタグ』を導入?」

そのICタグを店の検品作業の効率化に活用して、加盟店の人手不足対策をサポートするシステムをセブン-イレブン・ジャパンが開発した、という記事が日本経済新聞に掲載されていました。

「検品作業」とは、店舗に届いた商品が注文した種類・数量どおり納品されているかどうか、店員が情報端末(セブンイレブンでは「ST」という機器)を使って確認する作業です。

セブンイレブンの店舗では弁当やおにぎり、パン、サラダなどの惣菜類は基本的に1日3回届きます。その他にもアイスやドリンク、雑貨や菓子などが毎日のように届くため、1日平均で9回ほど検品作業をしなくてはいけません。

これが意外と大変で、届いた量にもよりますが1回あたり15分~20分間程度かかります。また、シフト人員が少なくレジ対応もしながら検品をしていると、さらに時間がかかると同時に売場とレジの往復に疲れて接客態度に悪影響を与えかねません。

この検品作業がICタグを使用することで、1日約170分から約8分に短縮できるというのですから素晴らしいではありませんか。これだけ検品作業が短縮できれば、その節約できた時間を他の業務に回すことができるためシフト人員の削減につながります。

また、単純計算で1日約3時間、1ヵ月で約30時間、約3万円(時給1000円として)の人件費削減にもつながり、その分で時給アップなどの待遇改善を行えば人手不足対策にもなります。

コンビニ各社の本部が行っている求人募集サイトや外国人アルバイト研修などの支援は必要だとは思います。しかし、このような革新的なシステムを生み出すことで加盟店の人手不足問題を解決・支援することこそ、コンビニ本部の強みであり、本来の役割ではないでしょうか。

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