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2017-09-24

コンビニは主婦パートを活かすことができるのか?

先日、NHKのTVニュースで、ファミリーマートが全国で開催している主婦パート向けの採用説明会が紹介されていました。そこには、沢田社長が働きやすい環境の整備やコンビニで働く価値などを熱く語る様子が映し出されていました。

ファミリーマートでは現在、全国の店舗で約20万人が働いており、そのうち4分の1の約5万人が主婦ですが、それを15万人に増やすことを目指し、婦スタッフ10万人計画」に取り組んでいるのだそうです。

もともと、24時間営業のコンビニで働くスタッフの多くは、フリーターや学生アルバイト(最近は外国人の留学生も)で、主婦パートが占める割合はスーパーなどに比べてかなり低い状態でした。

その要因として考えられることが2つあります。

まずは、店舗の経営者が、主婦は「子供の具合が悪い」「学校行事がある」「夏休みだから」などさまざまな理由で休むことが多いため、シフト作りが大変だと考え採用を敬遠していたことです。

次に、その結果としてコンビニで働く主婦を目にすることが少ないため、仕事を探している主婦が「コンビニは私たち主婦が働く場ではない」と考えたことがあります。

しかし、フリーターの正社員化やアルバイトをしなくなった学生の増加など労働市場環境の変化で、従来の働き手だけを対象にしてはコンビニが必要人員を採用できない時代になっています。

そこで、改めて注目されているのが「主婦」なのです。ただ、「主婦」といっても、子供が幼稚園児だったり、小・中学生だったり、または高校生や大学生だったりとさまざまな主婦がいて、働くことのできる時間や日数、働くことに対する動機・欲求も多様化しています。また、働き始める上での不安や障害もいろいろとあります。

これらにきめ細かく対応し、不安を取り除き「応募者を増やしたい」との思いから開催されているのが、「主婦パート向け採用説明会」なのです。コンビニ本部がこのような機会を作り、店舗で採用しやすい環境を作ることは、加盟店支援策として大変良いことだと思います。

ただ、いま加盟店の半数近くが複数店を経営しており、その店長の多くが独身男性です。そのため、主婦が持っている動機・欲求や不安・恐れなどを理解することができず、せっかく採用した主婦の早期退職につながっているケースが多々見られることが残念でなりません。

そこで、コンビニ本部には採用だけではなく、「主婦の定着率を高め、戦力化するポイント」についても加盟店に的確な指導をしてほしいと思います。

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