コミュニケーションに対する新人と先輩の認識のズレ
4月になり桜が満開を迎える中、街中ではリクルートスーツに身を包んだ新入社員らしき若者をたくさん見かけるようになりました。
昨日・今日と入社式を迎えた企業が多かったためか、同じスーツを着ていても就活中とは異なり、表情が明るくいきいきとしているため、新入社員だということがわかります。
さて、その新入社員ですが、育った社会環境が大きく変化しているため、先輩社員とは仕事や人間関係に対する価値観に大きく違いがあり、仕事を始めるとお互いにおどろくことがあるようです。
その具体的内容の調査結果が、3月24日(土)の「NIKKEIプラス1」に掲載されていました。その中にあった『新人(20代、504人)のおどろき』ランキングを見ると、下記のような順位でした。
1位:発言や休暇は空気を読んでから(386人)
2位:仕事のマニュアルや説明がなかった(279人)
3位:台風・大雪でも出勤する(165人)
4位:あまり飲みに誘われない(117人)
5位:仕事をだらだらやる(111人)
6位:データに基づかないアナログな判断が多い(100人)
7位:プライベートなことを聞かれない(98人)
8位:服装がカジュアル(93人)
9位:女性が少ない(93人)
10位:下積み時代を武勇伝のように語る(87人)
おおむね想定できる内容でしたが、4位と7位は意外でした。
このような意見が上位に入っていることを考えると、「今の若手は飲みに誘われることを嫌う」「仕事とプライベートを分けたがる」など、先輩社員が新入社員に対して遠慮しすぎている側面があるようです。
もちろん、相手とタイミングには配慮が必要かと思いますが、もう少し先輩や上司から新入社員を誘って食事に行くなど、職場以外でのコミュニケーションを心掛けても良い時代に変化しているのかも知れません。