« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »

2018-10-13

セブンイレブンが「自前主義」からの脱却を模索中?

「石川さん、うちが外部から人を入れない会社だということは分かっているよね」

これは、私がコーチングやDiSCを活用した人材育成コンサルタントとして独立した時、セブンイレブンの人事・教育担当者から言われた言葉です。

もちろん、私は自分が長年勤務していた㈱セブン-イレブン・ジャパンが外部から講師を招いて研修を行なったり、経営コンサルタントを入れて新たなビジネススキームを作ったりする会社でないことは分かっていました。

しかし、コーチングやDiSCの活用を小売業界に広げていく上で、まずはお世話になったセブンイレブンに声をかけるのが筋だと考えました。そこで、経営相談員(※)や店長育成への活用を提案したのですが、お断りされたという訳です。

そのセブンイレブンの他社との取り組みが「自前主義と決別」という見出しで、日本経済新聞に掲載されていたので驚きました(一部抜粋)。

6月14日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で、セブンイレブンが国内2万店を超えた式典があった。そこへ鈴木氏が登壇し、会場が静まりかえった。「セブンイレブンのモットーは自分たちで考え、自分たちでやることだ」。そしてこう加えた「アイデアをもらうようなことは絶対しない」

 しばらくして井阪社長が壇上でこう言った。
「私どもの知恵だけでは大きな変化を乗り超えられない」。
鈴木氏を否定するような言葉に周囲は息をのんだ。世界で従業員5万6千人の巨艦が変わる姿を印象づけた。

この後、記事ではセブンイレブンがNTTドコモや東急電鉄、さらにはANAやディー・エヌ・エーなど10社と連携した「セブン&アイ・データラボ」を発足したことが紹介されていました。

デジタル革命時代の経営環境と競合相手の変化、人手不足や従業員の動機・欲求などの変化は経営陣の想像をはるかに超え、いままでの経験では対応できない異次元の世界に入っています。

その危機感がセブンイレブンを「自前主義と決別」につなげたのでしょう。

(※)セブンイレブンでは「OFC=オぺレ―ション・フィールド・カウンセラー」と呼ぶ

« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »