新入社員の「働きがい」に焦点を当て定着率を高めよう!
今週は電車の中や街中で、いかにも「新入社員」という若者を数多く見かけました。
リクルートスーツに身を包み、希望と不安を抱えた若者を見ていると、思わず心の中で「がんばれ!」と応援したくなります。
ただ、新社会人になった若者の可能性を開花させられるかどうかは、会社側の受け入れ体制にかかっています。
日本経済新聞が開設した学生サイトである「NIKKEI STYLE U22」が実施した、入社1~3年目の若手社員に対するアンケート調査を見ると、「働きがいのある企業の条件」(複数回答)は下記のようになっています。
1位:自分を認めてくれる上司・先輩がいる・・・70.6%
2位:社会の役に立っている実感がある・・・57.7%
3位:新しい取り組みや困難な仕事に挑戦できる・・・45.6%
4位:お客様から感謝してもらえる・・・45.1%
5位:仕事を通じて生まれる予想外の出会いや出来事がある・・・40.4%
6位:成果や実績次第で給与が上がる・・・36.3%
7位:その企業の社員でいることを家族や友人に自慢できる・・・30.4%
8位:自分の思いを数多くの人に伝えることができる・・・21.0%
9位:大学の同級生よりも年収が高い・・・19.4%
10位:組織の中で出世している実感がある・・・13.2%
1位はダントツで「自分を認めてくれる上司・先輩がいる」、さらに「社会の役に立っている実感がある」「お客様から感謝してもらえる」も回答率が高く、仕事で関わる人間関係の中で自分の存在価値や働く意義を確認できる職場を求めていることがよくわかります。
とうことは、新入社員に関わる上司や先輩の「ほめ方・認め方」、さらには新入社員をOJTしていく中で適切にフィードバックできるコミュニケーション能力が、これからの管理職者にはより求められることになります。
また、そのようなコミュニケーション能力を身につけることを目的とした研修を会社が実施しているかどうかも、新入社員の定着率を左右するバロメーターになりそうです。