コンビニ本部の出展が消えた! 「フランチャイズ・ショー2021」
昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったフランチャイズ・ショーですが、今年は万全の感染対策をした上で開催となりました。
ただ、コロナ禍の影響で出展社数が少なかったことと、感染対策で例年3日間の開催期間を4日間にして1日当たりの入場者数を制限したため、例年と比較して閑散とした雰囲気の「フランチャイズ・ショー2021」になりました。
その中でも、私が特に注目したのはコンビニ本部の出展が全くなかったことです!
例年だと、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社を含め、ミニストップやデイリーヤマザキなど合計4社ぐらいは出展がありました。フランチャイズ・ショーは今回で38回目になりますがコンビニ本部の出展がなかったのは初めてだと思います。
一昨年の24時間営業問題から始まったコンビニ本部と既存加盟店の関係見直しは各本部にとって最優先事項であり、尚かつコロナ禍という新たな問題も発生したため新規出店どころではないのが各社の現状なのでしょう。
特に、緊急事態宣言が発出されていた地域の加盟店では、客単価は上がったものの客数が大幅に減少して売上減となり苦しい経営状態が続いています。
このような時こそ、本部は加盟店への支援を手厚くしてコロナ過を乗り越え、フランチャイズビジネスの根幹である「本部と加盟店の信頼関係」を再構築する機会してもらいたいと思います。